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行政書士の魅力とは

11月といえば行政書士試験があります。

僕も2008年の試験を受けて合格できたから今があるわけですが、ぜひとも受験生の方には力を出し切っていただき、この世界を一緒に盛り上げてほしいと切に願っています。

ということで、今日は実際に行政書士をやってきたから思う行政書士の魅力についてです。

行政書士の魅力

そもそも行政書士というビジネスモデルを考えると、正直なかなか厳しいといえます。

登録者数はこの10年で1万人も増え、その結果として価格競争によって報酬相場は下がり、逆に顧客獲得コストは上がっているので利益率は低くなるばかり。

それでいてスポット業務が多いため継続課金のストック収入が作りにくいときています。

さらにはAIやロボットに簡単な手続き業務は代替される可能性が高いというのだから未来は厳しい、行政書士に魅力なんてない!と思われるかもしれません。

仕事が創り出せる

僕は最大の行政書士の魅力は仕事を創り出せることだと思っています。

顧問契約、取りにくいと言われます。確かに税理士のように継続的な業務が発生するわけでもないので、業務の連続性という意味での顧問は難しいでしょう。

しかし、毎月顧問料を支払ってもいいと思っていただければ、その価値を提供できれば、顧問契約をしていただくことは可能だし、事実、僕はこの1年だけでも10社ほど顧問契約のご依頼を頂いています。

例えば補助金。補助金を得意にしている行政書士はほとんどいないどころか、他士業をみてもかなりのブルーオーシャンです。それでいて補助金は年間3000種類も出ていると言われていますから、お客様が対象になるような補助金の提案をし、そこから広げていくことができれば顧問契約に繋げやすい業務です。

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仕事の拡張性

仕事を創るにも近いところがありますが、業務の広がり方は行政書士は他の士業と比べて可能性が高いと思っています。

行政書士はそもそもが業務範囲がとても広い仕事です。

いろいろな事業モデルに触ることがありますし、いろいろな知識を蓄積させやすい業務といえます。

建設業でも許認可にとどまらず経審など株式会社を作ってコンサルティングに力を入れている先生もいますし、入管業務を発展させて職業紹介や派遣事業をされている先生もいます。

自分も産廃業、建設業に特化した電子契約サービスをローンチしておりますし、産廃業に特化したM&Aの会社もやっています。

このように行政書士の仕事は他の事業への拡張性があり、それだけ可能性にあふれていると考えています。

産廃業での顧問契約の取り方についてはこちら

技術革新、制度の変化をチャンスに

AIやRPA、ロボットなどによって今後の生活は激変すると思っていますし、それに伴って手続きも簡略化、電子化され、我々行政書士のあり方も大きく変わると思っています。

つまりこれまでの従来型の行政書士ではなく、新しいスタンダードが生まれる時代なのです。

行政と民間の間に立つ行政書士は、技術が進化しても制度が変わっても、その変化に伴うニーズは存在すると思っています。

これについていけなければ厳しい未来が待ってるでしょうが、時代にあった行政書士像でい続けられれば社会に必要とされるでしょう。

いつの時代も切り拓くのは自分自身であり、チャレンジし続けていけば未来は拓けると思います。

これからは前例踏襲ではなくなります。チャンスしかありません。
一緒に新しい行政書士のスタンダードを作っていきましょう!

11月30日LECの梅田駅前本校にて、各地の行政書士法人の代表が集い、行政書士の魅力について語ります。

参加費無料ですし、もちろん我々講師陣もノーギャラです。

なぜそれでも参加するかと言えば、行政書士業界を盛り上げたいから。そして他の法人代表から学びたいから。

許認可、国際法務、相続とそれぞれの業務分野の異なる、業界トップランカーの現役実務家経営者が集うかなり貴重な機会だと思いますので、ぜひお近くの方はご参加くださいませ!

行政書士のトップランナーが語る 行政書士の魅力
~国際×相続×許認可の最高峰の事務所が集結~

https://www.lec-jp.com/gyousei/event/lecture/

 

 

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。