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意外とかかる?行政書士の開業に必要な資金の内訳

これから行政書士として開業を検討する際に、気になることの一つがいくらお金があったらいいの?ではないでしょうか。

行政書士になるためのお金はいくらあったらいいでしょう?

行政書士開業のための資金とは

まず行政書士になるためには登録費を払わなければなりません。

都道府県によって異なるみたいですが、おおよそ25~30万ほどかと思います。

しかし、行政書士になるだけならこれでいいですが、開業資金と考えると細々とかかります。

そもそも事務所を借りるかどうかが一番大きいかもしれませんが、他にも揃えるものとして下記のものがあります。

①オフィス機器・什器

当たり前ですが机、椅子、本棚、応接用のセットなどは必須です。

将来的に人を雇う事を考える場合には、同じ規格の机や椅子を使ったほうがいいです。

おすすめしないのはガラステーブルとか重いやつ。移動するとき大変ですし、捨てるのも大変ですから。

また、行政書士は印刷が多いのでプリンターはケチらないほうがいいです。特にセミナー営業をするときとかはカラーとかバンバン刷りますから、ちゃんと自動送りとかついているやつ必須です。

最初は家庭用プリンターでもいいかもしれませんが、仕事が増えてきたりしたら絶対にいいやつ必要です。

同じ理由でケチらないほうがいいのがパソコンです。個人的にはモニターとノートパソコンの組み合わせが良いと思います。

行ってみればパソコンは料理人で言うところの包丁。商売道具です。
起動が遅いだけで無駄ですし、サクサク動いて軽くて丈夫。ここはケチってはいけません。

何を選ぶかですが、PCで15万、机や椅子、棚、面談用の椅子や机など10万、あとはいいめのプリンターでしょうか。

以前は通信機器も必須でしたが、今は番号をとって携帯に転送とか、電話代行サービスもありますので必ずしも電話機自体は必須ではありません。

むしろスマホとブルートゥースのイヤホン使ったほうが両手が空いて便利ですよね。

②ホームページ

今の時代、ホームページがないとかはありえないと思っています。

そしてスマホ対応がマスト。PC苦手という人もスマホは持っているし、スマホで調べる時代です。

コストを抑えるなら自分でというのもわかりますが、僕はよほどそれが得意な場合以外は自作はおすすめしません。

ホームページからの問い合わせを取るためでなく、名刺代わりくらいなら別に良いと思います。

でも、ちゃんと作れば問い合わせになるのですから、コストを掛けてでもちゃんとしたのを作ったほうがいいです。

そして作るべきは事務所のホームページではありません。

業務特化型のホームページです。そして広告をかけます。これで仕事は来ます。
それで実績を積みつつ、SEO対策型の、コンテンツをためていくサイトも並列で作り走らせるのです。

WEB業者も本当にたくさんいますが、ちゃんとしたレベルのものを作るなら20万~そして広告費も月に2,3万はかけたいところです。
※安くてもちゃんとした業者はいます。

③名刺・ロゴ

自作の名刺でもいいとは思います。

が、交流会などで他の行政書士と同じような名刺を渡しても、覚えてもらえる可能性は低い。

僕も開業したときは自作でしたし、もっといえば開業準備中の名刺も作っていましたが、デザインとかに強くないのであればできるだけ早くプロに頼んだほうがいいです。

名刺は渡すのが目的ではありません。覚えてもらうことが目的です。

何を情報として載せるか、色、強み、いわばマーケティングなのですからプロに相談しながら作ったほうがいいわけです。

そしてロゴ。名刺にも、ホームページにも、ついていたほうが良いとは思います。自分でロゴは作れないでしょうしね。
かなりピンきりですが、今はフリーのデザイナーさんも多数いますし、そういう人とつないでくれるサービスもあるので以前よりはだいぶ安くいいのが作れるようになったと思います。

④実務書・セミナー・交流会

そしてまずは仕事を覚えなければなりませんから実務書は必須です。
最低各業務5冊は買い揃えたいところです。

そして実務書だけでなくマーケティングや営業、集客、経営などについての本も多読することをおすすめします。

実務系のセミナーも参加したほうが良いと思います。何より講師の方と繋がれることでなにかあったときに相談できるようになります。
これは非常に大事なことです。

行政書士の実務セミナーはこちら

今は動画やDVDなどでも勉強できますが、講師との繋がりや参加者との縁はやはり財産と言えます。

また、交流会で経営者とか他の士業などのネットワークを作っていくのも大事です。

士業からの紹介は非常に多いですから戦略的に交流会も活用したいところです。だいたい参加費は3000~5000円ほどだと思います。

まとめると本で5万くらい、あとは月に1,2回はセミナーや交流会に出るお金もあったほうがいいと言うことになります。

⑤その他

以上まとめると最低でも開業費含めて100万はあったほうがいいということになります。

もちろん運転資金もある方がいいですから、全く仕事が来ないとしても生活できる金額、具体的には生活費の3~6か月分はあったほうが良いと思います。

精神衛生上、使えるお金が目減りするのは本当に辛いですから。

となると開業資金は大いに越したことはないという身も蓋もないお話になるのですが・・・

その意味では練習にもなりますし、個人的には創業融資を受けることをおすすめしています。体験する以上に説得力あることもないですからね。

融資について自信がない方はこちらのセミナーで勉強できます。

どんと来い!創業融資セミナーの詳細はこちら

行政書士の学校では、PCや複合機などのオフィス機器、そしてロゴや名刺、WEB業者まで実際に石下が使っていておすすめできる業者だけをご紹介することも可能です。

是非お気軽にご相談くださいませ。

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ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。