「商品開発してますか?」
士業ってサービス業って言いますよね、もちろん行政書士もサービス業。
皆様はサービス業というとどんなイメージを持たれますか?
きめ細やかさ、お客様視点、もちろんこれらも含まれますし大事です。
僕が今回強調したいのが、商品開発なんです。
コンビニの棚に年間通して陳列されるものって、全体のたった2割しかないそうです。
つまりはそれだけの商品が生まれて消えている。
変化するお客様のニーズに対応すべく、各コンビニは試行錯誤をし続けているわけです。
これって我々にも必要なことなのではないでしょうか?
行政書士の仕事は許認可や市民法務として、代表的なものが挙げられると思いますし、行政書士の学校でも主要業務について実務セミナーをやらせていただいています。
だけど、既存の業務だけを見ていては先が細くなってしまうのではないでしょうか?
間違いなく既存業務は大事です。軸になるものです。
しかしそこで思考を止めてしまってはいけないと思うのです。
付加価値というものは、0⇒1だけでなく1に加味するものもあるでしょう。
今までなかったものを作る、今までのものに改良を加える。
こうした商品開発がこれからは更に必要なのではないかと思うのです。
例えば僕の仲のいい会計士さんのお話ですが、彼は会計士・税理士として会社の税務関連を仕事にしています。
そこに財務的な視点からのコンサルティングも加えて、財務コンサルとして経営体質の改善などもやっています。
ここまではよく聞く話かもしれません。
しかし彼は経営体質をよくするためには売上アップが必要であり、営業研修やマネジメント研修という要素を組み込み、売上を爆発的にあげています。
税務、財務を見ているうちに「もっとこうしたらお客様に貢献できるのではないか」を考え、コンテンツを作りこみ、改善を重ねて新たな商品を生み出し、新たな価値を提供できることで売り上げを激増させているのです。
そのために販売心理学や行動経済学の学びを重ね、心理カウンセラーとしても活躍するまでになる努力をしているのです。
税務、財務、心理、この組み合わせはおそらく他にはないでしょう。
今ある強みを商品に生かしてもいいし、なければ、これから商品に生かすために何が必要かを考える。
大切なのは「もっとこうしたら」「こんなのがあったら」こうしたお客様目線と商品開発への努力。
新たな市場を作れれば作った人の1人勝ち。
ゼロイチが難しくても改良することで新たな価値を生み出せるのです。
僕も最近は既存の業務に、どうやったら、なにをすれば、もっとお客様に価値を感じていただけるか、そればかりを考え試行錯誤しています。
きっとこうして新たな業務って生まれていく、つまりはそれを進化というと思うのです。
内容証明業務だってちょっと前まで行政書士業務でなかったわけで、行政書士の業務ってそういう意味でものすごくクリエイティブで、将来性のある業務だと思うのです。