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【第386号】利益率の上げ方

■ 行政書士の学校通信 第386号 2019.06.19

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

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 【今日の本題】
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おはようございます!


執筆協力させていただいた本が
明日発売となって嬉しい校長の石下です。


https://www.amazon.co.jp/dp/4820731734/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_rhwcDbMRJ6924


何度やっても出版は本当に大変ですが
終わるとやってよかったなと思えるから不思議です。


という所で今日の本題。
利益率の上げ方についてです。


仕事がないのもつらいですが
忙しいのにお金が残らないのもつらいものです。


まずは忙しくなるために
営業やマーケティングを頑張るのは大事ですが
同じくらい利益率を上げていくことも大事です。


行政書士という仕事は
そもそも労働集約型で
売上を増やすためにはそれだけ働かねばなりません。


しかし体は一つだし、時間は有限です。


ただでさえ今は業界の報酬平均が落ち続けています。


10万円の仕事が5万になったら
50万円付きに売り上げるのに倍働かねばならなくなります。


もし5万円でやるなら
半分の時間や労力でできるような仕組みがないと行けないのに
ただ目の前の仕事欲しさに値を下げるという行為が
この数年繰り広げられているのです。



忙しくなるのが目的でなく、
利益を上げるのが目的なはずです。


報酬単価が下がり
ウェブ集客のためにホームページを作り広告を掛ける人が増えると
顧客獲得コストが上がり
利益率は下がります。


売上は上がっても
経費も上がっては
内部留保はたまりません。


利益率を上げていく事が大事なのです。



ではどうやったら利益率が上がるのでしょう。



答えはシンプルです。


1.単価を上げる


2.継続課金モデルを作る


3.顧客獲得コストを下げる


4.(3と繋がりますが)既存のお客様へのアップセル、クロスセル


5.標準化、効率化によってかかる時間を減らす



1は商品力を上げるというところですが
このの部分が行政書士は圧倒的に弱い。


弁護士の契約書と行政書士の契約書
単価は倍は違うでしょうが
それは知識量の違いが大きいのと同じ。


行政書士は単価が安い=価値がそれほど高くない
ここを変えていかねばならないし
そうしなければ忙しくてもお金が残らないのです。


しかし一番難しいのも
この価格を上げるというところでしょう。


報酬=サービスの価値ですから
価格を上げるのには
それだけの理由が必要ですが
高くても選んでいただくというのはなかなか難しいものです。


とかく資格業は
同じ商品を扱うイメージがありますから
差をつけていくのが難しく感じます。


例えば産廃の収集運搬業で単価を上げるとしたら
正直それほど必要な知識量に差がありませんから
より高く値段をつけても仕事を取るのは難しいでしょう。


でも、
中間処理であればできる人が少ないので
難易度に合わせて価格を設定しても仕事になります。


しかしそのノウハウを貯めるのは難しい。


例えば補助金業務は
できる人が少ないので
価格破壊は起きていないし
仕事の紹介が起きやすいので顧客獲得コストがかからない
つまり利益率がとても高い業務といえます。


もし忙しさでなく
利益を目指したいという方がいたら
ぜひこちらを見てみてください。


https://peraichi.com/landing_pages/view/minsuke



そして利益率といえば
ある程度売上が上がってる事務所の平均は10%ちょっとくらいだと思いますが
驚異の30%超えを王道業務の建設メインで叩き出している
僕の尊敬する行政書士に講演をお願いしていますので
そちらも興味ある方はぜひご参加くださいませ。


https://magazine.gyo-gaku.com/attract/1494/


来月は更に士業界のマーケティングでトップレベルのウェイビーの伊藤さん
そして深センやエストニアなどテクノロジー先進国で
最新の電子行政を実感している司法書士さんにも講演いただきますが
こちらも随時ご案内させていただきます。
※行政書士の学校の会員様は無料参加、先行申し込みとさせていただきます。


では今日はここまで。
お読みくださりありがとうございました。

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 【編集後記】
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なんか最近更に忙しくて
父の日がはるか昔に感じます。。


栃木の父親を呼び出して
妹家族も集めて両国でちゃんこを食べてきました。


正月以来の家族団らん
みんな楽しそうで本当に幸せな時間でした。


やっぱり家族はいいですね。



では今日はここまで。
最後までお読みくださりありがとうございました。

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。