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労働集約型からの脱却のために

4時半に起きてお風呂で目を覚まし、5時から6時半に仕事(今朝はメルマガ執筆)6時半から朝ご飯の準備、洗濯、ゴミ出し、子供の準備をしつつ、8時過ぎに家を出て、21時過ぎに帰ってくるのが日常の校長の石下です。
ご飯食べたらすぐ寝ているので(太る・・・)まさに寝に帰ってくる感じですが飲み会やセミナーなどがない限りはこのルーティンに完全に慣れてきました。
これに保育園の送り迎えも週2はやると決めていますが、開業して丸10年経ってもこの生活、ちょっと夢がないかもしれませんね。
平日に自分時間など全くありません。
趣味のサッカーは先週の金曜に今年はじめて蹴れたくらい。
朝ご飯を家族と一緒に食べるのが一番の幸せな時間です。
もちろん、そんな生活が望ましいわけでもなければ、すすめているわけでもありません。

僕は仕事が好きなので特にストレスなく、そして家族が頑張れと背中を押してくれるありがたい環境なので、このような生活をしていますが、
一番求めているのは「豊かな」生活です。

お金がある無しだけでなく、心が満たされていたい。
そのためには忙しすぎてはいけないと思っています。

一方で行政書士の仕事は基本的に労働集約型です。
成果は労働時間に左右される。
また、仕入れがないので利益率の高い仕事と言われていますが、人を雇えば人件費率も上がりますし、一般的に広告費などへの投資も、家賃などの固定費も増えます。
ある程度組織的にやっている事務所で、利益率10%を超えているところのほうが少ないかもしれません。

忙しい、売上を上がる、それだけをみていてはいけません。

大事なのは利益率、投下する時間やお金などの資源に対してどれだけのリターンがあるのか、そっちのほうがよっぽど大事。

売上2000万で利益は500万、売上1億で利益は700万
どちらが経営として安定するでしょう。

実際、自分だけの手取りで考えれば、人件費をかけずにガンガン営業して自分で処理したほうがお金は残ります。
正社員を入れるよりバイトのほうが利益がでます。
広告かけるより紹介だけで同じ仕事量のほうが当然利益が残ります。

つまり目の前の利益だけを追うならば、組織化をしないほうが効率的です。
しかしそれは忙しさを伴うし、労働集約からの脱却は難しくなります。
高単価商品の開発、仕事が回る仕組みづくり、人脈の新規開拓、新たな知識の仕込み。
こういった未来への作業にかける時間が少なくなります。

僕の今の仕事時間は昔とそれほど変わっていませんが、実は中身が変わってきてます。
アポの内容もアライアンスや商品設計が多くなっています。

組織化することで実作業を減らし、未来への仕込みの時間を作っているのです。

経営者は忙しすぎてはいけない。きっとこれが労働集約型からの脱却の最大のテーマだと思います。

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。