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学生さんへの講演で感じたこと

先日、東京都行政書士会からお話をいただき、山形大学の学生さんの前で講演をさせていただいたのです。

何でも去年講師をつとめたのが超有名行政書士法人の代表ということで、猛烈に緊張していましたし、恐縮しきりでしたが、チャレンジ失くして成長なしということで挑ませていただきました。
本当に熱心に聞いていただきうれしかったですし、こちらも逆に学ぶこともたくさんありました。

その中でも印象的だったことを今日はお伝えさせていただきたいと思います。
それは講演が一通り終わったあとの、学生さんとの質疑応答の中のこと。
目の前に座っていた学生さんがこんな質問をくれました。
「今3年生だけどいまいち何をやりたいのかわからない、先生のようにやりたいことをやっていきたいのにどうしたらいいのか」

僕は何度もこのメルマガでも書いているように、行政書士という仕事に誇りとやりがいを持っています。
この道を極めたいし、実務家としても成長したいと思います。
昨日も講演の中で、行政書士のやりがいや可能性をお話ししていたからこのような質問がでたのかもしれません。
(もちろん厳しい現実もお伝えしましたが)

でも、最初からそう思っていたわけではありません。

もともと僕は司法試験に挑戦していました。
はっきりいってしまえば行政書士になるとは学生時代には、これっぽっちも思っていませんでした。
むしろどんな仕事かも知りませんでした(笑)

だから正直にいえば、行政書士になった時、弁護士と会ったりするのが嫌でした。
なれなかったからなんだか負けているようで。

だけど、今はそんな風には思いません。

自分の道を極めて、しっかり稼いでいきたいですし、誇りとやりがいを持ってこの道を歩んでいます。

自分の専門分野について弁護士から意見を求められることもあります。
M&Aとかで一緒にチームを組むこともあります。

専門家としての「あり方」は行政書士も他の士業も変わらないのです。

最初からこの道が自分の道と思えていたわけではありません。
大好きでどうしてもやりたくてなった仕事でもありません。
だけどやっているうちにどんどんやりがいを感じて、もっともっと突き詰めていきたいと思えました。

この行政書士という仕事を通してもっともっと成長したい、この業界をもっともっと知ってもらい活用してもらいたい。

そう思うようになってきました。
遠回りしたって、成り行きだっていいのです。

今はまだわからなくても、もしかしたら違うところにあったとしても、人生はあきらめなければ何とかなる。

だから人生は面白い。

いいことばかりではないけれど、いや、きっと辛いことや上手くいかないことの方が多いけれど、その時々を悩んでがむしゃらにやっていけば
きっと自分が力を発揮できる場所にたどり着ける。

そう思うのです。

僕の20代はフリーターで人生もうだめだなんて思っていたけど、全然だめじゃない。むしろ始まっていなかっただけ。
これからもうまくいかないこともたくさんあるだろうし、悩みが尽きることはないだろうけど、諦めなければ何とかなる。
チャレンジすれば何かが変わる。

誕生日という節目の日に、新たに頑張れる活力をいただきました。

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。