行政書士事務所を開業するときに必要なもの
・ウェブサイト
・PC(あればiPadなども)
・机と椅子
・複合機などのプリンター
・名刺
これらは必須だと思いますが、事務所案内はどうでしょうか?
行政書士に事務所案内は必要か?
そもそも事務所案内とは何でしょう?
自分の事務所について説明を知るものだと思いますが、多くの場合、その役割は名刺やウェブサイトで代用できます。
では会社案内がそれらとは別に作る理由とは何でしょうか。
個人的にはより「信用を補完するもの」と捉えています。
ある程度の規模感の会社に訪問する際、今後提携させていただきたい士業事務所に伺う際、名刺だけでなく事務所案内があると情報量も多く、そして見やすいので「ちゃんとしてる感」を与えることができやすいと思います。
しかし、逆に言えばそのくらいの効果しかないとも言えます。
名刺だってちゃんとみないのに事務所案内なんて名刺と違ってスキャンもできないしゴミ箱行きって確率も低くはないでしょう。
結論としては僕は少なくても開業当初は事務所案内は不要だと考えています。
初対面の際に情報量も多い名刺を作り、お会いしたあとの信用補完ツールとしてちゃんと作ったウェブサイトがあれば大抵のことはカバーできると思うからです。
といいつつ今回うちの事務所では新たに事務所案内を作りました。
その目的とこだわりを説明させていただきます。
事務所案内はマーケティング
ウェブサイトも名刺も同様ですが、事務所案内もマーケティングに基づいた戦略を表現することが大事です。
ターゲットを明確にし、何を伝えたいのか目的を明確にし、それをデザインに落とし込む。
何を書いて、書かないのかを決めるわけです。
僕たちの事務所案内ではポケットを作ることで業務ごと、相手ごとに渡すものをを変えることにしました。
だからこそこの事務所案内では安心感、信頼、理念をできる限りわかり易く伝えることに集中したのです。
そのため執筆一覧やグループ概要などを載せ、あえて業務一覧や所長プロフィールなどは省きました。
僕以外の人にもこれを配って欲しいし、各業務の受注につなげてほしいからです。
9月から弊所は新しい事業年度ですので、これを何部配って以下に仕事につなげるかということもKPIを設定し、しっかり数値としてみていきます。
武器は使いこなしてこそ。
マーケティングのない事務所案内はただの紙切れになってしまうのでご注意ください。