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行政書士の集客この10年で変わったこととは

集客と実務は両輪です。売物がちゃんとしてなければいくら集客しても駄目ですし、逆にいくら実務の勉強をしていても、実際に仕事の依頼を受けて業務を行うこと以上に実務力を鍛える方法はありません。

とはいえ、実務だって法制度が変わっていきますので集客も当然変わっています。

集客において変わるものと変わらなもの
それについて書いてみた糸思います。

行政書士の集客のトレンドの変遷

過去10年の集客で大きく変わったことといえば間違いなくスマホ利用といえます。

10年前はまだまだ行政書士でホームページを持っているといっても、ちゃんと集客に使えている人は多くありませんでした。

今でもそれほど多くないと思いますが、今より更に、圧倒的に、ちゃんとWEB集客に取り組んでいる人はいませんでした。

ホームページビルダーで素人感満載のホームページであっても、ちゃんと活用すれば毎日10件くらいは問い合わせを得ることが簡単にできる時代だったのです。

が、時代は変わりました。

デザイン性も高まり、記事更新が簡単にできるようなサービスが増え、同時に競合も増えていますが、僕たちのお客様が検索で行政書士を探すことが爆発的に増えたのです。そのきっかけがスマホの普及です。

PCは苦手でもスマホなら簡単。そういう層がスマホを持つことによってスマホによる検索が一般的になりましたが、特に許認可等や相続関係は一般的にITリテラシーがそれほど高くない方が少なくなかったため、行政書士の集客において大きな変化が起きることとなりました。

また、それに伴ってホームページもスマホ対応になっているかどうかで成約につながるかどうかが大きく変わることにもなりました。

広告から自然検索へ

行政書士の集客においてはこの10年ほどはPPC広告が隆盛でした。

広告費がかかりますが、即効性があり、場合によっては広告を書けたその日に問い合わせに繋がります。

しかし、広告をかける人が増えればそれだけ広告単価が増えますので、利益率は低くなります。

広告費が高騰の一途をたどり顧客獲得コストが上がりながらも競争激化による報酬単価の低下を受けて盛り上がっているのが自然検索への回帰です。

見込み客にとって良質なコンテンツが大量にストックされているサイトが強いのは時代が変わっても変わらない真理です。

このメディアもそうですが、いわゆるオウンドメディアというタイプのウェブサイトが増えています。

地道ですし、すぐに効果は出ないですが、根気よく質の高い記事を書き続けることができれば、お金をかけずに検索上位を狙うことができます。

それに伴って広告に適したホームページである縦長のLPから、記事をためていけるタイプのホームページへとトレンドも変わってきていると言えます。

個人的には最初はLPをつくって、広告をかけて目先の仕事を取りつつ、それを各業務に横展開させ、それぞれ事例を積み上げていく中で得たコンテンツや事例をSEO対策型のホームページにためていくのが現在の行政書士のWEB運用のトレンドなのではないかと思っています。

SNSの変遷

集客で変わったといえばSNSの活用も大きな変化がありました。

以前はブログ、特にアメブロが隆盛でしたが、今はnoteが流行っています。これはデザイン性と使用する属性によると思っていますが、行政書士はブログをやるべき!と今でも思っている自分にとっては非常に悩ましい問題です。

やっぱりnoteにしようかと思いつつ、今までの記事を捨てるのも寂しく、しょうがないからアメブロをできる限りデザイン性高くできるようにデザイナーさんに頼んでいます。

関連記事:行政書士としてブログを10年書き続けてきて思うこと

アメブロの後にはフェイスブックが猛威を振るいました。

お客様とフェイスブックでつながるということも増えましたし、セミナー営業にフェイスブックを活用する行政書士もどんどん出てきました。

今でも行政書士はフェイスブックをやったほうがいいと思いますが、最近はtwitterがかなりビジネス界隈では賑わっているので、お客様の属性を考えて合うようであればtwitterは絶対やるべきだと思っています。

逆に最近の流行りではあるもののインスタやLINEはコミュニケーションツールとしてはいいとしても行政書士の仕事にはあまりつながらないと考えています。

変わらないもの

ここまで変化を見てきましたが、集客において10年経っても、いや、今後も変わらないものがあります。

それはお客様のことを考えること、マーケティング的に言えばターゲットやペルソナという話です。

ツールが変わっても、お客様のニーズは何なのか?どんなお困り事があるのか?問合わせはメール、電話、チャットワーク、どれがいいのか?お客様に刺さるデザインはどんななのか?

徹底的なお客様視点を貫ければ間違いなく時代は変わっても、ツールは変わっても集客はできます。

課題を解決すること、お客様の「不」を充足させること
商売の基本です。

逆に言えばこの基本をしっかり身に着けていればツールが変わっても、ちゃんと新しいツールを活用できるのです。

まだまだ行政書士はこのあたりをしっかりと認識して実践している人が少ないので、ぜひ意識してみてくださいね!

まずはどんどんSNSなども活用してみましょう!

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ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。