ブログやTwitter、Facebookなど個人がメディアを持てる時代ですが、出版やテレビなどの従来型のメディアは今でも効果はあるのでしょうか?
行政書士のメディア活用
自分自身、これまでに7冊の出版と数回のテレビ、そして日経新聞やプレジデントなどの紙媒体などいくつかのメディアにとりあげていただきましたが、その経験から行政書士のメディア活用について書いてみたいと思います。
テレビは仕事になるのか
やはりメディアと言えば未だテレビの威力は強いでしょう。
とはいえ、行政書士業務に繋がるかといえばターゲットとなる層と内容によるのではないでしょうか。
たとえば先日の5月10日にフジテレビのグッディさんにて一般社団法人の専門家としてある有名人の社団立ち上げについてコメントをさせていただきました。
これはこれで移動中のテレビで見たよとか、主婦の友人とかからも連絡はきましたが、おそらく社団を作りたいという方はこの時間にテレビを見ている確率は少ないでしょう。
とはいえ、その模様をFacebookで書いたら「そんなこともやってるんだ」と3件の問い合わせを知り合いの経営者から問い合わせをいただきました。
昼の時間帯なら相続トラブルとか後見とかなら直接仕事になる可能性は高いと思いますが、許認可や設立などの対法人向けのサービスはあくまでも間接的にしか仕事にはならないと言えそうです。
一番仕事になるのは出版
経験上、新聞や雑誌、テレビなどを凌駕する、仕事につながるものといえば出版です。
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この本はすでに書いてから7年近く経っていますが、今でもこの本からの問い合わせは月に2,3件はあります。
クロージングする際にも効果がありますし、今回のフジテレビさんもブログを見て、そして個の本を書いていることを知ってくださったのが決め手で自分に声をかけてくれたそうです。
メディアは信用の補完なんですね。
行政書士がメディアを活用する意味とは
出版の印税なんて時給から考えれば大したことありません。
出版も多少仕事には繋がるもののやっぱり信用を高めるためのものといっていいと思います。
行政書士は沢山います。その中で選ばれる理由を作らねばなりません。
その意味でメディアに出ているというのは専門家としての認知を引き上げてくれますし、特に対法人向けの場合には選んでもらう理由の一つになります。
例えば講師に呼んでいただける際にも出演メディアがある方が間違いなく有利です。
つまり行政書士がメディアを活用するということは、自己のブランディングを高め、認知力を高めることが主目的で、その結果としてセミナー講師につながったり、直接の仕事になったりするわけです。
個人的にはこれに加えて、まだまだ知られていない行政書士という仕事が世に知っていただくきっかけになればいいなと思っています。
行政書士の学校の会員さん向けに近くメディア活用についての勉強会もしたいと思っていますので、興味ある方はチェックしてみてくださいね。