今日は、セミナーを、参加する側ではなく自分で開催するということについて考えます。
セミナーの開催は営業手段として有効?
規模を問わず、相続をはじめとする民事業務や法人設立業務に関するセミナーは、よく目にする方も
多いのではないでしょうか?
これらの業務に関するセミナーの開催は、行政書士の営業としても非常に有効です。
前者の例でいえば、ポスティングによって遺言、相続に関するセミナーを開催→その後に相談会などで個別に対応
→その中から業務依頼につなげることが考えられる。
後者で言えば、個人事業と株式会社の違いだったり、一般社団法人とNPO法人の違いについてのセミナー開催
→業務獲得に結びつけるといったことも可能でしょう。
セミナーをやってみたいが人前は苦手・・・

今でこそ私自身、様々なセミナーで講師などをやらせて頂いていますが、昔は人前が苦手でした。
それでも、必要性を感じてちょっとずつ慣らしていったのです。
まずは勉強会の受付や進行から始めてみる
私自身が実際にどうしていったかを紹介しましょう。
まずは勉強会を共催し、受付や進行から始めました。
こうすることで、雰囲気に慣れようとしたのです。
当時は、進行で簡単な挨拶をするだけでも、緊張で心臓がばくばくしていたものです(笑)。
そして何回かこの共催のセミナーを開催しつつ、次にやったのが無料の学生向けセミナーでした。
無料だからいいというものでもありませんが、気分的にはだいぶ楽だし、プレッシャーの軽減にはなります。
そして次に講師も複数という、持ち時間が30分ほどのミニセミナーと、少しずつ負荷をかけていきました。
今でもやはり緊張はするし、人前が苦手というのはかわってはいませんが、場数を踏めばなんとかなるというのが実感です。
集客と会場選びも重要なポイント
セミナーは話す内容はもちろん、集客も重要です。
よほど自信のある場合を除けば5、6人から始めても良いでしょうし、共催にして集客を分担するのも良いです。
また、地域密着でやるならポスティングや新聞折り込み、自治会の看板への掲示などが有効でしょう。
それ以外にもブログやメルマガ、Facebookなどインターネット上で集客も効果が期待できます。
また、会場選びも重要です。
以前よりはセミナー会場も増えており、価格等も下がっていますが、参加人数と価格から会場を選ばないと赤字です。
また、会場選びには駅からの距離、喧噪、マイクやプロジェクターなどの設備などについても事前に確認しましょう。

まとめ
一言でいうと、行政書士の仕事はセミナー講師に向いていると思います。
自分のノウハウが商品であるため、発信することで仕事につなげやすいからです。
ある程度場数を踏むことで、自己開催以外にも研修講師として報酬を得て話す機会だってありえます。
これほど人前で話すのが苦手な私でさえ、最近では外部講師として毎月呼ばれる機会があり、海外での開催も経験したくらいです。
もし、自分は無理とか思っている方がいればそんなことはないと声を大にして言いたいです。
専門家として必要な人に必要な情報を届ける。
それができるのがセミナーなのです。