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【第138号】実務と集客

■ 行政書士の学校通信 第138号 2014.09.17

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

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 【今日の本題】
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こんにちは!


夏休みをとろうと計画していたら
最後になってパスポートの期限が切れていることに気づいた
校長の石下です。


10年前は25歳
フリーターど真ん中でした。


行政書士になっているなんて想像もしていませんでした。


人生っておもしろい。
うまくいかないことばかり、不安でいっぱい、将来が全く見えない
そんな10年前でしたが
今は想像もしていなかったことをして、
毎日充実してすごしている。


今でも不安は消えないし、つらいこと、大変なこと、
沢山ありますが、
間違いなく言えるのは今のほうが楽しいということ。充実しているということ。
今を生きているといえること。


綺麗ごとはあまり好きではありませんが、
人生は変えられる。
これだけは間違いないと断言できます。


ってこのことだけでメルマガ数回分くらい書けそうですが、
今回は実務と集客について書くのでした(笑)


行政書士の学校をやっていると
完全に実務に特化したセミナーばかりですので
「集客<実務」な様に感じる方もいるようです。


当たり前ですが
いくら実務が出来ても、知識が豊富でも、
活用していただけなければ絵に描いた餅。


お客様に届いてこその実務ですから
集客や営業は非常に大事です。


そしてうちの事務所で言えば
ブログを中心としてウェブ集客に力を入れていますし、
リアルも戦略的なアライアンスを中心に狙って紹介をいただける仕組みや
コミュニティを活用したり、セミナー営業もして
それぞれお客様の属性にあわせて組み立てています。


にもかかわらず、
なぜ集客については行政書士の学校で扱わないのかについては
明確な答えを持っています。


なぜならあくまで僕たちは集客の専門家でないからです。


たとえば僕が一番得意とするウェブ集客についても、
人一倍士業としては勉強してきたつもりですし
実践して試行錯誤してきたつもりです。


だから今ではSEO業者にだまされることもないですし、
使えないウェブ業者に頼むこともありません。


でも、
自分でHPをつくろうとは全く思いませんし、
運用自体も自分の手を離しています。


なぜか?


専門家には敵わないんです。
特にウェブの世界は日進月歩で進化しています。


片手間で行政書士しながら勝てるような世界ではない。
実際にやってきてそういう結論に達しました。


事実
僕は今、頼れる専門家に出会えてから
問い合わせは格段に増えました。


数字が見えるようになったので組織化に踏み切れました。
再投資できるようになりました。


だから行政書士の学校でも、個人としても、
集客のお話を僕がさせていただくときには
外部の専門家とのコラボやお呼びいただいたときのみとしています。


ホームページ製作とかSEOとか
別に何の資格がなくても、結果が出せなくても、
はっきりいっちゃえば誰でもコンサルトと名乗れます。


その意味で、
しっかりとした専門家を見極める為の知識としては
最低限のものが必要といえます。


でもそこまで。
ある程度の集客やウェブマーケティングの知識は必要でも
それは外注でいいはず。


少なくてもそれは経営者の仕事ではない。


例えば集客できるホームページを作るとします。
それに必要なのは
①検索されるためのSEO対策やPPC公告、そのためのキーワード選定及びシステム構築

②サイトを見ていただいた方が見やすく差別化されたデザイン

③必要な情報がわかりやすく掲載されているライティング

④強みを打ち出し、差別化されたウェブマーケティングに基づくサイト構成

大きく分ければこのようなことが大事になります。


しかし、ウェブマーケティングを勉強して、ライティングを勉強して
デザインもいじれるようになって、コピーをかけるようにして
最後はシステムまで構築できるようになって・・・


って何屋になるつもりですかという話。
最低限でいい。
ちゃんと専門家を見極められるだけの知識で良いのではと思うのです。


それらはその道の専門家が必死で学び実践しているところ
行政書士の学校としてやる所ではありません。
もしやるならその道の専門家をお呼びします。


もう一つ、
行政書士の学校が実務を重視している理由があります。


それは突き抜けた実務力は圧倒的な武器になるということ。


例えば行政書士の学校の講師陣には
ほぼウェブを使わず集客し続けている先生が結構います。


僕も実際にお願いしている先生方なのですが、
やはり専門家だから安心して頼めるんですよね。


大事なお客様を紹介するのですから
確実に、迅速に対応できる方であって欲しいものです。


更に僕の尊敬する師匠と呼べる行政書士の大先輩は
まったくウェブには疎い方ですが
僕の数倍の売上げを立て続けています。


圧倒的に専門特化されていて
難易度の高い案件がどんどんその先生のもとへ行くのです。


そこには価格競争なんて一切ない。


「この案件が出来るのは皆さんしかいない」


これに勝るマーケティングがあるでしょうか?


もちろん専門家への道は長く険しいものですから
すぐには到達できるものではありません。


ですから僕は
ウェブ集客にも力を入れつつ
自分の専門分野に注力できる仕組みを作っています。


集客して実務に沢山触れ、
自分なりのサービスを高めていく、創っていく。
そして組織化してその仕組みの精度を上げていく。


だからこそあくまで実務にこだわっているのです。


実務では差別化できない?
実務なんて誰でも出来る?


馬鹿言っちゃいけません。
僕たちの、行政書士という仕事はもっともっと奥が深いものです。


圧倒的な実務力は最強のマーケティングです。
だからこそ行政書士の学校は実務にこだわっています。


最近やっと僕も難易度の高い産廃処分場案件や
複雑なM&Aが絡んだ案件、
全国的なリサイクルシステムの構築などの仕事も増えてきました。


そうすると業務単価も増えますし、価格競争になることなく
ウェブに広告を打たなくても向こうから来てもらえるようになってきます。


行政書士の学校の講師陣も
そうした特化して積み重ね続けている知識をベースに
「○○先生にお願いしたい」というポジションを作っておられます。


実務と集客は両輪。
しっかり両方とも力を入れつつ
誰にも負けない分野を作って行きたいですね。


では今週はここまで。


お読みいただきありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします!

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 【編集後記】
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ありがたいことに昨日出版社から電話があり
人生で初めて書いた本が4回目の増刷となり
5刷となることが確定しました。


http://goo.gl/OQjwV8


書いているときは本当に大変で
何度も投げ出したくなりましたし、自分には無理だと思いましたが
こうして多くの方に手にとっていただけているとするなら
本当にがんばって良かったと思っています。


この本を書くにあたって
自分でも相当勉強しなおしましたし、
この本を出したことで外で研修講師をさせていただいたり、
協会ビジネスについての問い合わせが激増したり
本当に本を書くことは自分を成長させるなと感じています。


それによって、
おそらくあまり行政書士さんでやっている人のいない
協会ビジネスのはじめ方や運営のコンサルという新たなサービスも作れました。


勉強して、現場こなして、フィードバックして、精度を上げ続ける。
本文でも書きましたが、やっぱり実務、現場は自分の力になりますね。


6冊目の本の構成が煮詰まっていますが(汗)
この増刷の知らせを励みに
旅行先でリフレッシュしながらしっかり向き合いたいと思います。
って休みになっていないか(笑)


では今週はここまで


本当にいつもありがとうございます。
ではまた来週!!

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。