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【第368号】行政書士業界が変わる

■ 行政書士の学校通信 第368号 2019.02.13

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

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 【今日の本題】
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おはようございます!


昨日の夜、経営者勉強会で遅くなったのに
家の鍵を忘れた校長の石下です。


慌てて事務所を出たとは言え
寝てた嫁さんには本当に悪いことをしました。反省です・・・


今晩は弁護士さんとビジネスパートナーとの会食なので
絶対に同じことは繰り返せません。


もはや顔認証とかになればいいのに・・・



というところで今日の本題
行政書士業界が変わるについて。


ありがたいことに毎日業務に追われている中で
まさかの2冊同時進行。


2月って暇じゃなかったっけ・・・という感じですが
自分のキャパを広げるには負荷をかけるのが一番ですし、
アウトプットが最大の学びになるので今こそやりきらねばと思っています。


なんと言っても今が変革期だからです。


起業を推進しているといっても
法務省の登記統計ではこの10年で約3割登記件数は減っています。


インターネットやスマホの普及で誰でも簡単に
ネットから情報を得られるようになったのも影響しているでしょう。


さらにはAIやRPAによる自動化も進みますのでさらに本人申請は増えるでしょうし、
人口は2100年までに1/2以下になると言われています。


さらにはマイナンバーと戸籍のリンクが検討されているので
相続人の確定も自動化するでしょうし、
他の行政手続きも国の施策としてIT化、業務効率化が進みます。


おそらくですが資金力のある事務所や
行政書士事務所以外が行政書士事務所を買って大規模化し、
極端な低価格化を進めて手続き業務を大量に受けるようになるでしょう。



それなのに行政書士登録者は増え続けています。


僕が開業した平成18年は38,875人だったのに
去年の10月では47,874人ですから
10年余りで1万人ほど増えているのです。


急激な増加は過度の価格競争を生み
広告料の高騰と共に利益率の低下を助長します。


労働集約型のビジネスモデルなのに
いわば働けど楽にならないという状況に陥っているのです。


正直言って
この数年で行政書士の業界は大きく変わるでしょう。


過去にないレベルで変わると思っています。


独占業務を作って守ってくれていた国も
デジタルガバメントと題して手続きの効率化を推進しているのです。


しかし変革期はチャンスでもあります。
新しい基準ができるからです。


大切なのは変化に備えて準備をすること。
漠然とした不安が一番やっかいです。


しっかり変化を見据え
情報を得た中で未来予測をし
準備をしていくこと。


流れに身を任せていては
どこかに漂流してしまう時代です。


エストニアでは実際にマイナンバーと所得情報、口座情報がリンクして
確定申告がネットで自動でできるようになりました。


その結果、税理士業務が消滅しました。


会社設立もネットを通じて5~10分でできてしまいます。
不動産の契約や登記も、電子署名でネット上で完了してしまいます。


メルマガもそうですが
出版するにあたり情報を仕入れることが出来て
自分なりの未来予測もアップデートできました。



変化をチャンスにするか
目の前のことばかりで流れに身を任せてしまうか
今の準備で今後が大きく変わるでしょう。


目を背けず向き合って
変化をチャンスにしていきましょう!


こちらでもこの辺を詳しくお話させていただきますので
特にこれから開業を考えていたり開業したばかりの方はぜひご参加ください。
https://magazine.gyo-gaku.com/finding-employment/1343/


では今日はここまで。
お読みくださりありがとうございました。

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 【編集後記】
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3連休は執筆もありましたが
家族時間を楽しむことが出来ました。


土曜は妻が用事があったので
息子を連れて実家に帰りおばあちゃんの94歳の誕生日をお祝いし、
日曜はマザー牧場でいちご狩り
月曜はチームラボのデジタルアートに触れて
だいぶリフレッシュできました。


楽しかったのは息子も同じみたいで
昨日保育園に連れて行ったときには帰り際泣かれて胸が締め付けられました。


とりあえず死ぬ気で本をかきあげ
来月の結婚10年をお祝いできるようにがんばります。


本当に本を書くってつらいんですよ・・・


では今日はここまで。
最後までお読みくださりありがとうございました。

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。