■ 行政書士の学校通信 第57号 2013.02.27
いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【今日の本題】
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
おはようございます!
週末の結婚式で飲み続け
翌日起きたら夕方だった校長の石下です。
かわいい後輩の結婚式とはいえ
体はついていかないものですね・・・
ということでここから本題です。
今回は「出版」のリアルなところ。
おかげさまで去年の7月に出版させていただいた
人生初の著書
「図解でわかるNPO法人・一般社団法人 いちばん最初に読む本」が
増刷となりました!
超ニッチな分野なのでちょっとずつでも、長く
必要な方の手元に届けばと思って書きましたが
思ったより早くこのようなご連絡をいただけて感無量です。
またご連絡いただいたのが前述の一般社団法人の
登記日だったのもなんだか不思議な感じがします。
この本は一般社団やNPOといった社会起業を目指す方、
そしてこれらの起業支援をしたいと思っている方に
まず最初に読んでいただきたい本です。
この本を通して社会の課題を解決する一助に
間接的にでもなれれば本当にうれしいです。
ということで今回は
本を出版するって儲かりますか?という話について
実際のところをお伝えしたいと思います。
よく聞かれるのでメルマガにだけ書いちゃいますが
正直儲かりません(汗)
一般的なビジネス書やダイエット本と違い、
そもそもがニッチな分野なので
刷ってもらえる数が少ないです。
基本、印税というものは
部数×販売価格×税率で入ってきます。
通常初刷りは8%で、
増刷されると10%になるのが多いと聞きました。
専門書なので通用のビジネス書より値段は高いとしても
そもそもそれほど刷ってもらえないので
その労力からしたら時給数百円の世界です。
ちなみに他の著者の話を聞いても
2000冊~5000冊くらいが平均のようです。
しかも、苦労して書き上げても
実際に振り込まれるのは納品月の翌々々月末日あたり
※出版社によって異なります。
でも、
出版の力は印税だけではありません。
まずはブランドというか信用になります。
これは間違いないです。
紹介をいただくときも
本を書いているんだよ~って何度となく言われるようになりました。
この点、以前より出版は簡単になったとはいえ
そもそも書くのは面倒だし、参入障壁はやはり高いので
書くこと自体がプラスになるところはあると思います。
僕が思う最大のメリットは
専門書の場合、
営業ツールになるということです。
しかもかなり強力な。
前述の本を書いたのが去年の7月で、
少なくてもそれから30件は本を読んでと連絡をいただき
うち20件以上は成約しています。
これですでに印税分を軽く超えてます(笑)
専門家として認知される
全国で見込み客が増える
普段ネットなど見ない人も見てくれる
その影響力は相当に強いです。
書いているときは本当に大変ですが
それだけの価値はあると思います。
なので結論から言うと
いわゆる印税としてはたいしてもらえませんが、
専門書であれば営業ツールとして使え、
結果売り上げに貢献してくれる。
なので出版はおススメであるということです。
ただ、だからといって高いお金を払って自費出版や
出版コンサルを入れるのがいいかといえばそうでもないので
このあたりはまた回を改めて書いてみたいと思います。
では今日はここまで。
今回もありがとうございました!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【編集後記】
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
おかげさまでこのメルマガをはじめて1年余り
登録してくださっている皆様の数も
600名を超えました。
興味もないメルマガを一方的に送られるのが嫌なので
一切名刺交換したアドレスを登録することはしていません。
だからこそこれだけの方にお読みいただいていることは
本当にうれしいですし、同時に、強い責任感も感じています。
読んでいただける皆様に
少しでも高い価値をお届けできますよう
さらに精進してまいりますので
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします!
では今週はここまで
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまた来週!!