今回の本題「行政書士こそ理念を持て」です。
僕が2008年に行政書士として開業したとき、「理念」など微塵もありませんでした。
仕事の内容もよくわかっていませんでしたし、社会人経験も皆無、なにより目の前の生活で精いっぱいだったからです。
だんだん仕事に慣れてきて、効率的に作業をするためにシステマチックになっていきました。
行政書士の仕事は書類作成、ただひたすらルーチン的に書類を作って出す。
理念が必要な理由
行政書士の仕事は基本的には書類作成であり、状況は違えど、同じような仕事を積み重ねていくものだと思います。
それがとても危ない。
自分にとっては毎日やっていることであっても、お客様にとってはそれが大体が初めての大切なこと。
僕たちにとっては日常の一つでも、お客様にとってはどれもがとても大切なこと。
会社設立だってそう、慣れてくると機械的にやりがちですが、お客様にとっては人生をかけてのチャレンジかもしれない。
許認可もそう、その許可があることで、低迷した売上げを上げることができるかもしれない。
「先生のおかげで、最近楽しくて仕方ないよ」
とある設立手続きのお手伝いをしたお客様から頂いた言葉。
これが理念を持つことの大切さを教えてくれました。
書類を作るだけが行政書士の仕事ではない
僕たちは書類を作っているだけでない、お客様の新たなスタートだったり、拡大だったり、書類作成を通してお客様のお手伝いをしている。
想いを形にするのが起業支援、設立手続き、であるならばお手伝いする側も「想い」つまり「理念」が大切。
行政書士という仕事を通して、自分は何をしていきたいのか。
僕にはものすごいビジネスモデルもないし、投資できるお金もありません。
だけど、許可を取ったりその後のサポートをさせていただく中で、適正な産業廃棄物事業者を増やすことで、間接的にですが環境保全に貢献できるかもしれない。
起業を支援することで、日本経済を活性化するお手伝いができるかもしれない。
お客様のGOALへ最適な方法で貢献する
僕はこうした理念を持っています。
だから行政書士の仕事に誇りを持っていますし、もっともっとお客様に提供できる価値を高めたいと思っています。
行政書士の仕事は書類作成や提出だけではないのです。
リッツカールトンも、ディズニーも、理念を持ち、それをスタッフが共有することでやりがいを保ち、一貫性のあるサービスが出来ています。
我々行政書士も、この仕事を通してどうなっていきたいのか?
それがあったほうが楽しいですよね。
行政書士の仕事を通して、あなたがしていきたいことはなんですか?