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行政書士事務所経営は異業種に学ぶ

今回は「異業種に学ぶ」です。
行政書士業界の中での話も大事だけど、他の士業、他の仕事から学べることはたくさんあります。

行政書士の規模の現実

士業向けの統計が出ていました。士業事務所の規模のランキング。
片方には行政書士自体がなく、もう一方もランキングトップ約300くらいの中で、3つしか行政書士がいない・・・

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これが現実。

スポット業務がほとんどとはいえ、同じような司法書士は多くラインクインしています。

考えてみれば、行政書士はそもそも10名を超える正社員がいる事務所自体それほどないのが現実だし、行政書士連合会の統計を見ても売上が500未満がほとんどです。

一方で例えば税理士業界で言えば1億事務所はザラ、10億事務所だって珍しくない、100億事務所だっていくつかある・・・

行政書士は億超えが30とかしかないといわれているのにです。

なぜ行政書士向けのコンサル会社がないのか

税理士向けや司法書士向けのアックスコンサルティングさんや税理士向けのカチエル、
それに全士業から行政書士以外向けの船井総研
なぜ行政書士向けのコンサルティング会社はないのかはこの規模が理由でしょう。

規模がない、つまり売上が立っている事務所が少ない

だから行政書士向けの人材会社もないし、行政書士向けのコンサル会社とかもない。
これってつまり、行政書士向けにビジネスをしても儲からないってことですよね。

先日の会食でも、司法書士さんのレベルの高さ、見ている世界の違いに圧倒されました。
と、同時に、異業種から学ぶことの大切さを痛感しました。

また、人材会社もないということはつまり、
優秀な人材が行政書士業界に入ってきにくいということにも繋がります。

マイナスのループ、スパイラルがあるわけですね。

実際に僕が知っているだけでも新卒採用を積極的に行っている事務所は2,3しかありません。

他の企業と同等に戦える事務所がそれだけしかない、
エージェント会社に年収の3割とか払える事務所がそれだけしかないということ。

眼の前のことばかり、同じ高さのことばかり見ていては、成長の深さも速さも変わらない。
他の業界の中から、行政書士にも活かせることを感じ、行動していくことがとても大事なのだろうと思います。

ただの飲み会もいいけれど、こうした会食でしか得られないものもありますね。
ランチミーティングも含め、どんどん人に会っていこうと思います。

いやすいところにいても成長はあまりのぞめません。

厳しいところに身をおくこと、そういう人に会うこと、それが成長には大事だと思います。

では今回はここまで。

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。