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「真似」と「パクる」の違い

それは「真似」と「パクる」の違いについて

以前書かせていただきましたが「真似」はとても大事です。
いいところをたくさん真似して、それに自分の味付けをしていくのが、上達の早道だと思います。
スポーツ選手を夢見る少年少女が、プロ選手の真似をし続けて上達するように、僕たちの世界でもうまく行っている人の真似をしていくのが、
事務所運営を安定させるでしょう。

とはいえ、、、「真似」と「パクる」のは違います。

たとえばホームページ。
デザイン、構成、文章、コピー、それらまるっと真似をしてしまっては、それはもはや真似を超えてしまっています。
盗んでいるのと一緒。
それぞれ考え抜いて作っています。

なぜその順番なのか、なぜその文章なのか、なぜそのデザインなのか
それら全てにこだわっているし、PDCAまわしているし、それこそがノウハウであり財産です。
ウェブの世界のことだし、完全に守るのは難しいことですが、もちろん丸パクリであれば著作権侵害にもなります。
仲の良い弁理士さんによると、「2週間以内に修正しないと、Googleやプロバイダに連絡して、ページを削除しちゃうよ。」的な通知書を送ることも可能のようです。

しかし、残念ながら僕たちの業界でも、こうしたことは今もなくなっていません。
仕事柄、身近な法律家と呼ばれているにもかかわらずです。
境界線がわからない、そもそもそれでは行政書士としての資質に問題があるとさえいえるかもしれません。

パクってばかりで残る事務所はほとんどないでしょう。
だってそこに自分で考えた「ノウハウ」はないから。

真似には、それに自分流をプラスするために脳に汗をかくという作業がまた、自分の財産に繋がります。
ですがただ短絡的にそのままパクッているだけでは、そこで止まってしまう。

価値は命に従ってついています。
命がないところに価値はつかない。

真似かどうか、ちゃんと自分の頭で考えて判断していきたいですね。

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。