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【第372号】売上げ1000万未満の行政書士事務所が9割の理由を考えてみた

■ 行政書士の学校通信 第372号 2019.03.13

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

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 【今日の本題】
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おはようございます!


昨晩はうちのリーダー陣と今後について熱く語り合った校長の石下です。


いよいよ人も増えてきて忙しさも比例して
権限委譲しようってなったらこれがみんな本当に優秀。


なにより本気で事務所のことを考えてくれていて
もっと良くしようとしてくれている。


いろいろな経営があって、事務所の数だけやり方はあるけど
僕はチームで強くなり、有機的に発展していくのが好きなんだ。
きっとサッカーが好きなのと関係あるのかもしれませんね。


というところで今日の本題です。


色々なやり方があるということは
目標値も一つでなくていいということ。


全国行政書士法人会の立ち上げにも関わらせていただたり、
いわゆる億超え事務所の代表とか何人も仲良くさせていただいています。


一方で、
行政書士の学校をやっているので
新人さんにも年間1000名はお会いしていると思いますし、
毎年5回以上は各県の行政書士会などでもお話させていただいておりますので
おそらくは日本で一番行政書士に会っていると思います。


そこで思うのは
欲がある人ってもしかしたらそう多くないのかもしれないということ。


もちろん開業したら自由なんで
どこを目標にしても良い。


全体の9割が売上1000万未満って
普通に考えればありえない業界です。


継続課金の少ないビジネスモデル
だから人を雇う事務所が少ない
なのでサイズの大きい仕事ができる事務所が殆ど無い
そしてノウハウがたまらないから数をこなせない


そもそも直接申請しなければならない仕事が多く
工数がかかりすぎている
しかし報酬単価は下がり続け
顧客獲得コストは上がり続けていて利益率が低下


組織化して低単価を大量にこなす
プロフェッショナルとして高単価、高付加価値業務をこなす
基本的にはこの2極化のモデルだと思いますが
その両方が行政書士の場合にはやりにくい


このように分析していましたが
もしかしたらそもそも高い目標を設定している人自体が少ないのではと思うようになってきました。


セミナーを開催していても
ギラギラしている人が減ってきた気がする。


実際にSNSとかでも尖っている人を見かけない気がする。


本を書いている人も変わっていないような気もする。


別にそれが良いわけでも強いわけでもない。
なんとも言うけど自由なんですが
なんだかそれはそれでつまらないなあと。


売上が全てではないけれど
僕は報酬って価値の対価だと思っているので、
売上が多ければそれだけお客様に価値を提供できたということだと考えているし、
究極的には「ありがとう」をたくさん言って頂くことと
事務所の売上って比例すると思っています。


そして業界でいい仕事をたくさんするということは
社会の認知につながるし、
そうすることでより優秀な方もこの業界に参入してきて
いい意味の競争が生まれ、より業界が発展していくと思うのです。


その意味で適切な競争がない業界こそ心配だし、
あえて厳しいことを言えば本気で行政書士事務所を経営していく経営者が増えたらなと思います。


だから僕は行政書士の学校をやっていますし、
声をかけていただいたらできる限り講演もさせていただいています。


実際に事務所を大きくされている先生方の話を聞き、
面白い取り組みをしている事務所を見に行きます。
AIなどのテクノロジーを活用している士業の情報を得るし、
得た知識を本気の方々に伝えたい。


このメルマガもその気持で書いているし、
より本気の方に深い知識や情報を伝えられるように会員向けに勉強会もはじめました。


→https://magazine.gyo-gaku.com/practice-manual/1376/


正直ちょっと羨ましいんです。
税理士さんとか司法書士さんとか社労士さんとか
かなりレベルの高いところで話せる人がたくさんいる。


FIVE STAR MAGAZINEやアックスコンサルティングの士業事務所規模ランキング
行政書士なんてほぼでてきません。


アックスさんに限って言えば士業事務所ランキングなのにそもそも記事に行政書士という言葉すらない。



僕はもっと行政書士業界を面白くしたい。
もっと魅力ある事務所を多くしたい。


皆さん
一緒にこの業界もっと盛り上げていきましょう!!


事務所の売上を上げるということで言えば
全国で5回開催してきた補助金マスター講座の6期を募集しています。


補助金自体でも単価高いですが
それをフックに事業展開できるのもこの業務の強みです。


興味のある方は参加してみてくださいね。
→https://peraichi.com/landing_pages/view/minsuke



では今日はここまで。
お読みくださりありがとうございました。

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 【編集後記】
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先週末は息子の保育園での発表会。
練習では上手に踊れていたみたいなんですが
人の多さに緊張したみたいで終始フリーズ。


それが悔しかったのかずっと怒っていましたが
それも含めて頑張っている姿に泣きそうになります。


その後のセミナーは彼の分までしっかりお話させていただきましたが
人前で緊張するのはきっと父ちゃん譲り。


人前が得意な人に憧れてしまいますが
それでも練習と実践でそれなりにはなってきたので
彼にも努力の大切さを伝えていきたいと思います。


では今日はここまで。
最後までお読みくださりありがとうございました。

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。