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行政書士に向いている人とは(2)

前の記事:行政書士に向いている人とは(1)

④向上心があること

これは、業務の幅の広い行政書士には必須のことです。
一つの業務でも本当に奥が深いですが、それに加えて本当に多種多様な業務がありますから、初めてのことというのは多々あります。

すべての業務を完全にこなせるという方はまずいないでしょう。
行政書士は合格してからの方が必要な知識量は断然多いです。

続けている限り勉強の連続です。

改正もありますし、通達によって運用が変わることも多々あります。
常に勉強する探究心、向上心がないととてもやっていけません。

行政書士はサービス業といっても有形のサービスでなく、知識や経験を書類に落とし込む形で提供しています。
学ぶことが、サービスの価値になります。
その意味では勉強することでより高い価値をお客様に提供できることになるのです。
自分の価値を、サービスを高め続けること、そこに行政書士のやりがいもあると思っています。

⑤コミュニケーション能力があること

行政書士になると好むと好まざるを問わず、「先生」と呼んでいただけたりもします。
人間不思議なもので最初は照れくさくても、何度も言われているうちにうれしくなって、しまいにはエラそうにふるまってしまうものかもしれません。

行政書士はサービス業です。
お客様としっかりコミュニケーションを取れてこそ、本当に必要なサービスを提供できるはずです。

一期一会という言葉もあります。
お客様とのご縁を大事にする、そのために、お客様とのコミュニケーションをしっかり取る。
やはり最後は人と人。

大切なのはその間にあるコミュニケーションなのです。

お客様との会話の中で、サービスの改善点だったり、新しいサービスのヒントが埋まっていたりもします。お客様とのコミュニケーションを大切にできることは行政書士として必要な素養といえます。

⑥自信があること

お客様は不安だったり、時間がなかったりするからこそお願いしてくださいます。
それを受ける方が自信がなさそうだったらお客様はどう思うでしょうか?

大丈夫かな?違う人に頼んだ方がいいのかな?
そう思うのではないでしょうか。

もちろん、慣れるまでは自信をもってというのは難しいと思います。
お客様の前では堂々と振る舞う。

事前にしっかりと勉強しておく、先輩に聞いておく、そうしてできる限りの準備をしておくことが必要です。
ただし、自信が過信だったり,慢心になってはいけません。

常に謙虚に、しかし、プロとして自信を持って対応する。
万が一無理なものは無理としっかり伝える。
そういう対応ができることがとても大事です。

できないものをできるということが専門家ではないし、
できないものをできないということは大事です。

開業したてのときは不安でいっぱいです。
問い合わせがない日が続くと、自分には向いていないのではないか?
自分には無理なんじゃないか?と自信を無くしてしまいがちです。
しかし、自分が自分を信じなければできるものもできません。
開く道も開きません。

精神論を唱えるつもりはありませんが、自分のことを自分が信じてなければできるものもできなくなってしまいます。
常に不安はあるものです。

ステージや立場が変わってもまた別の不安が襲ってきます。
でも、自分はできる、そうおもえるだけの努力をしていること、それがやっぱり大事なのです。

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。