\ おすすめ Pick Up /

【第444号】行政書士は異常?

■ 行政書士の学校通信 第444号 2020.07.29

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力、
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 今日の本題
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

おはようございます。

先日人生で初めて書いた本の12刷りが手元に届いて
泥沼にハマっている9冊目を頑張ろと思った校長の石下です。

2012年に書いた本が今でも増刷になるって嬉しいですし
書くのは本当に厳しくツライのですが、
必要な方の手元に届いているのを実感すると
また頑張ろうって思えるのです。

え、印税?
マジで時給換算したら数十円くらいだと思います・・・

というところで今日の本題
行政書士は異常というお話です。

先日連合会から会報が届きました。

それをみるとついに全国に49033人の行政書士が登録されたということです。

僕が開業した2008年には39000人ほどでした。
12年ちょっとの間に1万人も増えたことになります。

そして内訳を見ると46733人が開業しているとなっています。
行政書士法人の役員除いて行政書士事務所で働いている行政書士がたったの825人

で、法人の数が947ということは
殆どの行政書士法人は行政書士は雇っていないわけですね。

むしろ社員行政書士2名だけという法人が多そうです。

こんな業界あります?
相当異常だと思います。

司法書士も税理士も
資格者を1%も雇ってないなんて業界ではありません。

もちろんパートやアルバイトを入れていることはあるでしょうが
あまりにも市場が小さすぎる。

そりゃ行政書士試験に合格しても雇用はないでしょうし、
雇用がないということは実務経験も得ることのないまま
開業せざるを得ないということになります。

実務ができないから
仕事の仕方がわからないから
数年で廃業してしまう。

また、雇用している行政書士がいないということは
自分たちの身に何かあれば業務がストップし、
お客様が困ることになってしまいます。

今はコロナが猛威を奮っています。
もし自分が罹患したら・・・
お客様の許可申請はどうなるでしょうか。

まだ軽症なら電話などで知り合いに案件引き継げるかもしれません。
でも重症化してしまったら?

ではなぜ行政書士事務所が行政書士を雇えないのか?

それはビジネスモデルの問題です。
継続課金でなくいわゆるスポット業務が多い。
だから固定費を下げたい。雇わない。
雇ってもパートやアルバイト。

それが悪いと行っているわけでは有りません。
僕たちは行政書士のビジネスモデルを買えていくべきだと言う話です。
今の僕たちの業界は異常で
それを変えていく必要があると言っているわけです。

それなのに行政書士の数は増え続け
競争は激化してパイの奪い合いになってしまっている。

結果安値競争に走りより自分たちの首を絞め、
法人数は増えても雇用できる事務所は増えないという悪循環。

もっと売上をあげられ、継続課金モデルを作れ
人を雇用し、ビジネスを拡大し、結果としてノウハウがたまり
サービスを改善し、創り出し、新しい価値を創出できる
そんな事務所が増えていくことなしに
僕たちの業界が活性化することはない。

だからこそ
自分たちがもっともっとチャレンジし、利益を上げ
人を増やし、それを発信していきます。

事実、今月2名の採用も決まりそうです。
※産廃施設系の採用はまだ募集しています。
※川崎でパート、アルバイト募集します。

この異常な業界を
より健全な競争があり、発展性のある業界にさせていくために
ぜひ共に頑張っていきましょう!!

※行政書士の学校の会員さん向けの勉強会も諸々企画していますのでお楽しみに!
https://gyo-gaku.com/

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
先日は4連休でしたが子供も小さいし
特にどこに行くでもなく近所で過ごしていました。

が、
最終日に4才児が発熱。
こりゃまさか・・・と思いましたが
無事に今朝は熱も下がり一安心です。

コロナがまた感染者が増え続けていますが
個人的には何も変わらず、
以前通りに密を避け、消毒手洗いうがいの徹底。

あとはよく食べよく寝る、よく笑う。
そして必死に仕事する!しかないと思っています。

今日も皆さん気をつけて
一日頑張りましょう!

ではまた来週~

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。