■ 行政書士の学校通信 第417号 2020.01.22
いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。
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【今日の本題】
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おはようございます!
2月後半まで平日週4は飲んでいる校長の石下です。
ほとんど勉強会やお客様との会食ですが
年がら年中忘年会みたいな感じで太らないように気をつけなきゃです。
というところで今日の本題です。
危機感について。
よく聞かれるのが
いつくらいから事務所が安定してきたと感じましたか?という話。
決まってこう答えます。
安定とか感じたことないです。
ただ数字だけ見れば
売上も開業以来ずっと上がっていますし(分社したときは下がったけど実質は150%UP)
人もそれに伴って増え続けてはいます。
はたから見ればそれは安定と言えるのかもしれません。
ですが、
売上が増えれば
人が増えれば
それだけ悩みも不安も課題も増えます。
そしてそれらは大きくもなります。
僕は今でも土日含めて遅くても6時には目がさめます。
旅行中でも、先週のインドネシアの出張でもです。
なぜか?
危機感しかないからです。
そしてそれはインドネシアに行って更に強くなりました。
行政書士は過渡期です。
RPAやAI
そしてデジタルファースト法案に基づく手続きの電子化は
間違いなく僕たちの仕事を大きく変えます。
それだけではなくもっと大きな視野にたてば
日本という国自体が大きな変換期を迎えています。
労働人口の減少
少子高齢化
都市への人口集中による過疎化
社会保険料や税金は高くなり
でも賃金は上がらない。
閉塞感が漂うのは外に出てより色濃く感じました。
インドネシアは人口が増え続けそろそろ世界3位となります。
道行く人の多くは若者
大型の開発も多くて道は人で溢れています。
若者の成功への意欲は強く
日本語学校では目をギラギラさせて学んでいます。
彼らに日本の若者は勝てるのか?
いや、
もはや日本に人が足りなくなっても
選んでもらえる国ではなくなってしまいます。
事実ドバイのコンビニは日本の時給の倍以上
ドイツなども高賃金で英語も通じるのでアジアで人気といいます。
却って日本には残念ながら未来にプラスの要素を見つけるほうが難しい。
それでも
僕たちは仕事をつくり、価値を提供し、報酬を得ていかねばなりません。
危機感しかないわけです。
止まっている余裕はない。
人生の選択肢を増やす意味でも
自分に、自分たちに力を付ける必要がある。
僕の勝手な仮説ですが
行政書士って他の士業と比べてビジネスモデルも弱いですが
目標値が低いのではないかと思っています。
この辺でいいやが近いというか。
でも、
僕は強欲なわけでも、欲求が尽きないわけでもなくて、
自分が、スタッフが今後の長くやりがいを持って安心して働ける場を作るために
強い危機感を持っているのです。
だからこそ夜も多くの経営者と情報交換をし、
自分たちの仕事で活かせないかと模索しているのです(飲みも楽しんでいますけども)
なんとなくの危機感は
思考を鈍らせますし、いらずらに危機感を煽ることはしたくはないです。
でも、
ちゃんと現実を見て、
其の上で対策を考え、行動していくことはとても大事だと思っています。
今まで以上に稼ぐ力
つまり価値を提供する力が必要な時代になると思っています。
僕は行政書士という仕事に誇りを持っていますし
フリーターだった自分を助けてくれた仕事とすら思っています。
だからこそ自分が追求し、行動し、
得たものを共有し、少しでも業界の活性化につながればと思っています。
ないなら作る
切り拓く
その精神で、行動で、危機をチャンスに変えていきましょう!
この話はこちらのセミナーでも詳しくお話させていただきます。
→開業ダッシュセミナー:https://magazine.gyo-gaku.com/practice-manual/1750/
では今週はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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【編集後記】
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それにしても先週のインドネシア、シンガポール視察は刺激的でした。
刺激的すぎて週末は
久しぶりに家族とまったり。
あいにくの雪景色でしたが
逆に家で土曜はゆっくり過ごし、
日曜は鎌倉で海を見ながらランチを楽しんだりと
頭を整理しつつ家族タイムを過ごせました。
その際に妻とも話しましたが
本気で海外含めた多拠点生活を視野に入れたいと思っています。
そのためにももっともっと仕事頑張ると同時に
場所にこだわらないサービスの開発もしなきゃですね。
では今日はここまで。
最後までお読みくださりありがとうございました。