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【第396号】起業家の脅威

■ 行政書士の学校通信 第396号 2019.08.28

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

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 【今日の本題】
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おはようございます!


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@kankyoishige


昨日は全国産業資源循環連合会青年部協議会(長い!)の全国幹事会に
相談役として参加させていただいてきました。


昨今問題になっているプラスチックから
廃棄物業界のビザ問題まで
政策提言を含めて最前線にいられるっって本当に貴重な機会でした。


産廃といえば業務効率化と情報共有のためにたちあげた
全国産廃行政書士ネットワークがあっという間に30名以上の方に申込みをいただきました。
→https://magazine.gyo-gaku.com/practical-affairs/1558/


各県2事務所くらいはあってもいいと思うので
是非興味がある方は参加してくださいませ。


というところでやっと今日の本題
「起業家の脅威」についてです。


僕たち行政書士の仕事は
法律で独占業務を与えられ、
いわば守られています。


○○したいときには許可を取らねばならない
それは行政書士しか代行できない


だから仕事になってきました。
他の企業にはできないから。


でも規制緩和、電子政府、テクノロジーによって
その形は変わっていくと考えられています。


入管業務
たしかにニーズは増す一方です。


ですが
商売として旨味があれば
一般企業が行政書士事務所を買って業務を始めるかもしれません。


大手人材紹介会社が行政書士を雇ってVISAをはじめたら
個人の行政書士事務所とは資金力も労働力も組織力も何もかも違うのですから
あっという間に市場をとっていくかもしれません。


オンライン申請が始まって、
行かなくても良くなったら、
資金力のある大規模税理士事務所が莫大な広告費をかけて仕事を取り
ひたすらその組織力を生かして安い値段で大量に申請するかもしれません。


そして起業家の中には
行政手続きを簡略化できるサービスを提供する人も増えています。


例えばこちら
https://onevisa.jp/


すでに司法書士で言う商業登記はテクノロジーで作成できるようになっていますし
契約書をAIがチェックする、ドラフトを作るというサービスも出ています。


行政書士業界にだって
今後広まっていくでしょう。


同業だけを見ていては
いつの間にか外から脅威が迫っていることに気づきません。


同業よりも遥かに強いライバルは資格の外にいるのです。



昨日も行政手続きをテクノロジーで簡便にするという起業家と
2名お会いしましたがともにかなり優秀で、
すでに多額の資金調達をしてシステムを作っています。


僕たちはもっと危機感を持たねばなりません。
独占業務の上にあぐらをかいていてはいけません。
同業だけを見ていてはいけません。


新しい行政書士のあり方を考えていきましょう。


では今日はここまで。
お読みくださりありがとうございました。

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 【編集後記】
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今週も今日を含めて平日4日が会食。


ちなみに今日は全国の行政書士法人の代表が20名ほど集まります。
なかなかない機会なので楽しみです。


飲みすぎて息子との時間が取れていないですが
来月はいよいよ毎年最大の楽しみの沖縄旅行。


去年はまさかの5日全部雨でしたから
今年はリベンジの気持ちが強いです。


頼むから晴れてくれ・・


では今日はここまで。
最後までお読みくださりありがとうございました。

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。