\ おすすめ Pick Up /

【第247号】マーケティングから見る業務の選定

■ 行政書士の学校通信 第247号 2016.10.19

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 【今日の本題】
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

こんばんは!


早朝から予定が詰まっていて
やっと暗くなってからメルマガを書いている校長の石下です。


はい、言い訳ですね。
朝書くと決めているので
かけないのがわかっていれば事前に仕込めばいいだけの話。


やるときめたらやる。
来週からしっかり朝配信に戻します。



というところで今日の本題
「マーケティングから見る業務の選定」です。


業務の選定
なんの業務を扱っていくのかというのは
とても大事なことです。


行政書士の業務分野は非常に広いので
すべての専門になるというのは相当に難しい、いや不可能でしょう。


そもそもどんな業務があるのかから知る必要がありますが、
業務を選ぶ方法ってどんなものがあるでしょうか。



みんながやっているから?

→それだけ市場もあるだろうが競合も多い


やりがいある(ありそうだ)から?

→そもそもその業務に市場はあるのか?将来性は?


あまり競合がいなそうだから?

→なぜ競合がいないのか?市場がない?


僕は業務の選定こそ
まず最初のマーケティングだと思っています。


これは何も開業時だけの話ではありません。
事務所の経営戦略的に
新規事業をやっていく際だって同じです。


では僕自身はどうだったかという話ですが、
僕が開業時に産廃業務を選んだ理由は以下のとおりです。


①市場が大きい

許認可は許可件数を監督官庁が出していることが多いですが、
産廃についても環境省が統計を出してくれています。


それをみると建設業ほどでないものの、
宅建業などよりも多くかなりのボリュームが有ることがわかりました。


十分な市場があるのがわかったので
更に競合調査をしましたが
それほど産廃に特化している事務所がなかったのです。


②やりがいがある


競合が少ないのは後発でもその道の専門家となりやすいのではないか
というのは僕にとって非常にやりがいを感じさせました。



また、
間接的にでも環境に貢献する事業者さんのお手伝いをすること自体も
非常にやりがいを感じました。


仕事ではありますが
嫌いなものは伸びません。
辛いことは続きません。


僕は産廃業務の奥深さが面白かったし、
産廃業界というものが肌にあったんですよね。


③マーケティング的に魅力的

売上=価格✕販売数✕販売頻度


上記で考えた場合、
それぞれで考える必要があると思っています。


価格で見た場合、
産廃の場合には難易度の高い案件が多いので
価格は高く行きやすいというのがあります。


販売数についても非常に魅力的で
収集運搬業で言えば
廃棄物が出る自治体の数だけ仕事になります。


例えばゼネコンの建設系の廃棄物を扱う場合
全国に現場があるでしょうから
場合によっては1社について数十件とかの申請が発生します。



うちでも過去1社で30件以上の申請をさせていただきましたが
この場合1箇所7万でも210万以上になります。


たとえば車1大追加しただけでも
30件以上に変更届です。


他の許認可は知事か大臣かくらいしかないので
これだけの展開になるのは産廃業務だけだと思います。


後は頻度ですが
これは他のサービス提供がしやすいかどうかと考えています。



産廃の場合、
収集運搬、積替え保管、中間処理という
メインの手続き業務に加えて
優良事業者認定、エキスパート、実績報告書に変更届、変更許可、更新許可など
様々な手続きもあります。


また、相談業務が多い業界なので
コンサル契約や顧問契約というのも取りやすいと思います。


以上からマーケティング的に見て
非常に魅了的だと確信したのでした。


また、建設や古物、運送など関連業務との距離感が近いため
こうした派生業務の受注も見込めたのも大きいです。


「勝てるところで勝負する」


そのためには業務の選定こそ
マーケティング的な視点から考えるクセを作るといいと思います。


そんな魅力的な?産廃業務については
詳しくこちらでお話しますので是非参加してくださいませ。
http://www.gyo-gaku.com/sanpai2016/


では今週はここまで。


最後までお読み頂きありがとうございました!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 【編集後記】
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

先週土曜で38歳になりました。


FBのメッセージだけで300件以上、
ほかコメントやブログのメッセージ、ラインなどを含めると
1000件を超えるお祝いの言葉をいただき
相当びっくりしました。


SNSってすごいですね。


そして嬉しい半面
メッセンジャーが完全に埋まりまくってしまいました・・・汗


土曜は家族でカイロプラクティックで歪みを直し、
日曜は実家で墓参りをして温泉入って、
リフレッシュと感謝な誕生日を過ごさせていただきました。


まだまだ若手だと思っていますので
もっともっとチャレンジしてかっこいい大人になっていきたいと思います。



38の石下もどうぞ引き続きよろしくお願いいたします!!


という所で今日はここまで!
最後までお読みくださりありがとうございました!!
ではまた来週!

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。