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【第172号】ひよこ食いについての考察

■ 行政書士の学校通信 第172号 2015.05.13

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

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 【今日の本題】
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おはようございます!!


最近の趣味は料理を作ることの校長の石下です。


もともと僕は14歳の夏から30で結婚するまで一人暮らしだったので
意外に?料理は得意でした。


が、さすがに最近は自分で作るどころか
ほとんど外食の日々・・・


これではいくら運動してもダメだろうと
夏に負けない体つくりⅡとして自宅で料理することを増やしています。


ただ案外美味しくて結局食べ過ぎるので体的にはどうなのか・・・
というところで今日の本題


最近けっこう目にする「ヒヨコ食い」についてです。


ヒヨコ食いとは色々定義があるようですが、
簡単に言えば開業したての新人を対象に開業ノウハウなどを教えたり
営業方法などのセミナーなどを開催することのようです。


ここだけ見ると僕がやっている行政書士の学校なんかも
開業セミナーやってますし、新人さんも対象の実務セミナーをやっているので
ヒヨコ食いにあたってしまいそうです。


が、
もちろん僕としてはそんなものと一緒にされたくない気持ちです。


では何が違うのか?


色々ありますが
一番大きなものは「価値」だと思っています。


価値がないものに多額のお金を取るのであれば
それは詐欺的なものであり
非常に問題があると思います。


ですが
それが対価以上の価値があるものであり、
サービスとして喜んでもらえるものであれば
それが問題になることはないでしょう。


これに関して
僕は行政書士の学校のサービスの質には自信があります。


いただいている以上の価値があると信じています。


むしろそれだけの価値があるからこそ
ちゃんとした対価を受け取っています。


本当に業界のことを考えるならボランティアでやる。


それも一つの考え方かもしれません。


ですが、僕はそれをプロの仕事とは思いません。
プロである以上はその提供する価値に自信があるべきだし、
プロがその時間を使う以上はそこに費用は発生すると思います。


対価以上に価値を感じていただく
そのことにコミットできる講師がいてくださるからこそ
行政書士の学校は続けることができています。


それだけのものを出してくださる講師には
当然のことながらお礼を出させていただきます。


行政書士の学校には理念があります。
本気で行政書士が実務を学べる場を作り、
業界を底上げして盛り上げていきたいと思っています。


だからこそ続けています。
毎月原則2回ずつ
もう5年目に入っています。


すでに参加者はのべ2000人を超えています。


本業をやりながら
月2回のセミナーの準備などをしていくことは
結構大変です。


それでも続けてきましたし
これからも続けていきます。


そこに理念があるからです。
絶対に達成したいと思うからです。


だから
行政書士の学校の実務セミナーは強制的にセットで受けるようにせず
興味があるものだけ受けられるようにしています。


それが伝わっているからか
今のところ行政書士の学校がヒヨコ食いみたいな話は聞いたことがありません。


まあやってみたら大変さと
実務の学校が儲かるものでないということもわかると思います笑


月2回の告知やDVDのページ作成
講師との調整やレジュメの準備
会場の確保から懇親会の手配
アンケートなどの整備や新たなセミナー講師の選定


これだけ手間がかかって、
会場代や講師料、水代、プリント代、紙代・・・汗


でも、
しつこいようですが今後も僕は継続してきます。
必要なものだと思っていますし
必要なものこそ当たり前にそこにあるべきだと思うからです。


とはいえ
同業者などの新人を食い物にするような
想いも中身もないセミナーなどがあるのも事実であり、
結局は受ける側も選ぶ力がないといけないのかもしれません。


その意味では
しっかりと普段から情報を収集し、
自分で選ぶ力を身につけること


そしてセミナーなどでは必ず何かを持ち帰り
自分の行動を変えるヒントを得るという気構えをもつこと


それらがとても大事なんだろうと思います。


本を読んでも、
セミナーに出ても、
行動が変わらなきゃあまり意味はありません。


そして選んだ以上は僕たちは自己責任。


どんな情報も
自分の頭で考えて決断する、
その結果に責任を持つ
それができていれば中身も想いもないヒヨコ食いにつかまるヒヨコではなくなるはずです。


誰がやっているセミナーなのか
自分の課題はなんなのか
そのセミナーでその課題は克服できるのか

その意識を持っていれば
ひよこ食いセミナーは見分けがつくでしょうし、
そうなれば自然淘汰されていくでしょう。


いいものは残る
目先だけのものは消える。


どうにも最近
言葉だけが独り歩きしているような気がしたので
自分の考えを書かせていただきました。


※このセミナーももちろんヒヨコ食いなんていわせない内容ですよ!
http://ameblo.jp/fc-ishige/entry-12024147843.html


では今日はここまで。


最後までお読みいただきありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします!

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 【編集後記】
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GWは売上がとまるので嫌いなのですが
ありがたいことにGW明けからその分を取り戻すべく
いい感じに問い合わせが増えています。


本文では行政書士の学校のことに触れましたが
行政書士法人の報酬は当然ながら全て行政書士業務の売上から払っているわけで、
6人の給料+2名分の業務委託費を払うべく稼がなくてはなりません。


社会保険料もこんなに高いのかという感じですし
本当に人を雇うって大変だなあと毎月感じております。。


でも
法人化したからかお客さんの規模も大きくなってきたし
(昨日も世界的なその道の権威の方とのお仕事でした)
段々とやることなんかも綺麗に分担できてきていていい感じです。


行政書士の学校の校長なんていっておいて
本業でイマイチなんてかっこ悪すぎですから、
行政書士でもこれだけ雇用できるくらいは利益出せるんだってところを見せたいですね!


最後までお読み頂きありがとうございました。


ではまた来週!

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。