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【第160号】なくなる仕事

■ 行政書士の学校通信 第160号 2015.02.18

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

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 【今日の本題】
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こんにちは!


週末の福岡が楽しみなのに
どうやらとんぼ返りになりそうな校長の石下です。

http://ameblo.jp/fc-ishige/entry-11975390253.html


福岡といえば美味しいものがたくさんありますが
どうにか少ない時間でも食を満喫してこようと思います。


土日と東京、福岡で開業系のお話をさせていただくわけですが、
今やっているみんなの助成金などの仕事を創る取り組み
(https://www.minnano-joseikin.com/)
そして全国規模の行政書士法人の代表の皆様との情報交換で得た知識、
こうした前回の開催から自分が成長した部分や今後の考え方など
今の全てを出し切ろうと思いますので
ぜひぜひ参加される方は楽しみにしてくださいね。


というところで今日の本題へ。


「なくなる仕事」についてです。


結構SNS上でも出ていましたので目にされた方も多いかもしれませんが、
英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行う
マイケル・A・オズボーン准教授が論文で
702の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかを分析しました。


その結果、
人間が行う仕事の約半分が機械に奪われる?そんな衝撃的な予測、
しかもコンピューターに代わられる確率は90%以上の仕事として
税務申告代行やパラリーガルなども上げられています。


アメリカには行政書士という仕事はないですが、
僕は行政書士という仕事がアメリカにあったなら
結構な確立でこの90%にはいるのではないかと思っております。


ビックデータの蓄積により
裁判前のリサーチのために数千件の弁論趣意書や判例を精査するコンピューターが
すでに活用されています。


米ソフトウェア大手シマンテックのサービスを利用すると、
2日間で57万件以上の文書を分析して分類することができ、
弁護士アシスタントであるパラリーガルや、
契約書専門、特許専門の弁護士の仕事は、
すでに高度なコンピューターによって行われるようになっているといいます。


ビッグデータによる情報分析、センサーによる認識能力を組み合わせることで、
人間並み、もしくはそれ以上の「判断力」を備えたコンピューターも出現するといわれており、
この流れからすると我々行政書士の仕事も対象になると思われます。


パソコンで仕事の仕方はだいぶ変わりました。


代書屋などといわれていましたが
今、書類を「書いて」いる行政書士はほとんどいなくなり、
皆パソコンで書類を作っているでしょう。


またクラウドサービスが一般化しつつあり、
税理士さんの世界では記帳業務はクラウドにどんどん移行して行っています。


IT化、クラウド化につづき
ロボット化がものすごい勢いで進んでいる今の時代、
10年後はいったいどうなっているのでしょうか?


もちろん全てがロボットに変わられるわけではありません。


便利な世の中だからこそ「人」が大事にもなるでしょうし、
必ず逆の動きもあるものです。


ですが、こうした先の予測をしないでは
やはり将来への不安は大きくなってしまうと思います。


単なる書類作成はもしかしたらなくなってしまうものもあるかもしれません。


ではなくならない仕事は何か?


そこを直視し、考え、実践していくこと。
国家資格に胡坐をかいている場合ではありませんね。


しかし僕は決してこのデータを見ても悲観はしていません。
むしろチャンスだと思っています。


変化はチャンス。
時流にそって適切な準備をしていけば
今までなかったようなチャンスを得ることもできるからです。


では今日はここまで。


最後までお読みいただきありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします!

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 【編集後記】
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今までも結構山場はありましたが
今は開業以来最大の山なように感じています。
https://www.minnano-joseikin.com/


みんなの助成金もありがたいことに30以上のメディアにでたことで
かなり大きなお話もいただいておりますし、
新たな新規事業の立ち上げも大詰めです。


ちょっと正直きついなあと弱音を吐きそうになるときもあるのですが、
ちょっと見渡すと僕の周りの先輩方はもっともっと忙しいのに
笑顔を絶やさずチャレンジを楽しんでいる。


成長できるチャンスだっていっている。


やっぱりここなんですよね。


逃げずにやるだけ。
がんばります!


では今週はここまで
最後までお読み頂きありがとうございました。


ではまた来週!

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。