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【第104号】それ、お客様に関係ありますか?

■ 行政書士の学校通信 第104号 2014.01.22

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

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 【今日の本題】
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おはようございます!


先週末に聖地
国立競技場を走ってきた校長の石下です。


3時間耐久のリレーマラソンで
おおよそ15キロを走ったのですが
未だその傷が癒えず・・・


でも、滅多にない素晴らしい機会に
練習以上に早く長く走れた自分をほめてあげたい(笑)


というところで本題です。
「それ、お客様に関係ありますか?」について。


この言葉は僕が以前に友人に言われた言葉で
僕の中で大切にしている言葉です。


このリレーマラソンのあとがこの友人の結婚式だったのもあり
この言葉についてメルマガを書かせていただきました。


彼は映像制作会社の社長で
いまや超大手の作品も手掛けるやり手です。


彼との出逢いはブログでした。


当時は起業ブーム、そしてブログブーム。


沢山の交流会があり、
彼とはその中の一つのブログ交流会で出会いました。


そこでは他にもたくさんの起業家や士業との出逢いもありました。


ブログから友達ができるなんて考えもしませんでしたが
そこでは彼をはじめとして
沢山のかけがえのないつながりができました。


今の僕があるのは本当にそこがあったから。
本当にブログをやっていてよかったです。


そこで出逢ったみんなとは
業界は違えど刺激を与え合い、切磋琢磨してきました。


出逢ってからの年月の中で
残念ながらいなくなってしまった人もいます。


起業も、士業としての開業も
本当に難しい。


だけど、だからこそ
こうして続けていられる仲間たちとの間には
一種の戦友のような絆があります。


僕は本当にこの仲間たちに育てていただいたと思っています。


中でも彼は
徹底したプロフェッショナルでした。
いつも自分に厳しい人でした。


なんていっても自分の結婚式に仕事で完全徹夜でのぞむくらい(汗)


ある日の夕方、
彼から事務所に電話がありました。


そのときの僕は連日たまった作業が終わらず、ミスもあったりして
その日は夕方にもかかわらず心身ともにぐったりしていました。


ふと電話のディスプレイに表示された彼の名前に気が緩み
電話に出て少し話した後に彼に言われたこと


「石下さん、もしかして疲れてます?」


僕は何を思ったかこう答えました。


「そうなんですよ。ちょっと今きつくて」


電話口でふと空気が変わったのを感じました。


そしてこういわれました。


「それ、お客様に関係ありますか?」


友達だからいいんじゃない、
仕事しているときに電話に出る以上は
甘えてる場合じゃない。


自分が恥ずかしくなりました。
同時にこんなことを言ってくれる彼がもっと大事に思えました。


確かに僕の周りで結果を出している人で
人前で疲れを見せている人などいない。


僕なんかよりずっと忙しく、疲れているはずなのに
いつも元気で、いつも声張って、いつも笑顔。


まずこの彼がそう。


だって疲れているなんてお客様に関係ないから。


まだまだお客様に対して本気じゃない
仕事に対して覚悟ができていない


あの時からどんな電話に出るときも
このことを思い出しています。


まだまだできていないかもしれないけれど
確実に僕の意識を変えてくれた言葉です。


僕たちはプロです。
お金をいただいてサービスを提供しています。


そのことをもっともっと意識の奥深くに刻み込むべき。


きっとそれができている人こそがプロフェッショナルであり
おのずと結果が付いてくるのではないでしょうか。


この日一睡もしないことを最後まで誰にも悟られず
いつものように元気に笑顔で結婚式の主役をこなす彼を見て
なぜ彼が起業して成長し続けているのか改めて分かった気がしました。


では今週はここまで。
来週もよろしくお願いいたします!

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 【編集後記】
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一昨年までほとんど関東を出ることなどなかったのに
去年からちょっとずつ出張も増え
来月だけでも三重、広島、島根に出張です。


これらは全部産廃のお仕事。
本当にありがたいことです。


これらは過去に申請のお手伝いをさせていただいたお客様が
ドンドン営業範囲を広げているから。


そうしてお客様が順調に業績を上げているのもうれしいですが
そうしたときにお声掛けいただけるのはもっとうれしい。


最近は経営的なことを考えてみたり
仕組みを作ってみたり考える時間が増えていますが
やっぱり現場が好きなんですよね。


もっともっと成長してお客様に価値を提供できるよう
そして互いに成長し合える関係を作れるよう
そんな日々を過ごしていくことが事務所の安定にもつながるのでしょうね。


では今週はここまで
本当にいつもありがとうございます。
ではまた来週!!

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。