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【第53号】価格競争に巻き込まれないために

■ 行政書士の学校通信 第53号 2013.01.30

いつもありがとうございます。
行政書士の学校、校長の石下です。
この学校通信は行政書士力
つまり実務力と経営力を高めるためのメルマガです。

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 【今日の本題】
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この寒さ真っ只中なのに
愛用のマフラーを無くして落ち込んでいる
校長の石下です。


酔っ払っている時ならまだしも
真昼間になくすとは。
エコ書士としてモノを大事にしているのに・・・
反省します。


では気を取り直してここから本題。


価格競争、デフレ
これは行政書士の世界でも間違いなく起こっています。


例えば会社設立
僕が開業したときは平均の報酬が8万円ほどでした。


さらにいえばその数年前までは15万円と聞いています。


それが今や
4万円で請求しても厳しいご時世。


許認可でもとある事務所さんは
平均10万くらいの手続きを
まさかの3万円でという状況。


もちろん企業努力によって
作業量を劇的に減らすことに成功したとかならわかります。
より効率的にすることで低価格化を実現ということなら。


しかし、
目の前のお客様が欲しいばかりに
安易に値下げをし続けたとして
その先に輝かしい未来はないでしょう。


前より忙しいのに入ってくるのはむしろ減っている。
労働集約型のビジネスである行政書士
安さを売りにするのは基本的に厳しいのです。


だから付加価値をつけましょう
値段以外で選ばれるようになりましょう
そういう話になりますが
付加価値を付けるって何すりゃいいのって話になりますよね。


これはもう工夫次第ですし、方法もたくさんあるでしょうが、
ひとつ間違いないのは徹底的な専門化。


そもそもなぜ安値勝負になるのか


誰でもできる
誰に頼んでも出来上がりは一緒
だったら安いところに頼む


だから値段勝負になる。


だったら誰にでもできるわけでない
この人でないとできない
そういう存在になればいいです。


もちろん簡単になれるわけではないです。
が、目指すところはここなのではないかと思うのです。


僕の尊敬する行政書士の先輩は
産業廃棄物業務一本で僕の何倍もの年収をたたき出しています。


隣接業で関連の強い建設業すらやらないのに。


だけど、
ほかの先生が投げ出すような案件でも
この先生はやりきってしまう知識と経験、行政との交渉力が
あるのです(もちろん黒が白になるわけではないですが)


オールマイティーにできるのも、もちろん素晴らしい。
それも強みになりえるでしょう。


その一方で、
実際に強烈に負けない分野を磨き続けることで
全く価格競争に巻き込まれることなく、
向こうから頼んでくる状況ができる
そんな先生もいるのです。


くり返しますが
これはあくまでも一例でこれが絶対ではありません。


ただ、価格競争が激化している今、
こういう考え方をご紹介させていただきました。


こちらの先生と本気で産業廃棄物業務に携わる人を育てる場としてこちらを企画しています。
http://ameblo.jp/fc-ishige/entry-11454234359.html


そして2月9日の行政書士の学校でも
産業廃棄物業務については横断的に、且つ、実践的に
お話させていただきます。
http://ameblo.jp/fc-ishige/entry-11448012086.html


産廃業界って怖そう
なんだかとっつきにくそう


先入観をなくして、ぜひご興味のある方はご参加くださいませ。


では今日はここまで。
今回もありがとうございました!

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 【編集後記】
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今週の月曜は行政書士試験の発表でしたね。

僕も5年前ネットで自分の番号を見たときのことは
今でも鮮明に覚えています。

なんといっても司法試験、連戦連敗でしたから
久しぶりの勝利の味でした(苦笑)


試験に失敗続きのときは
それはもうこの先の人生真っ暗だと思っていましたし、
不安と焦りとでたまらない毎日でした。


もう俺はだめなのか、
そう思ったことも何度もあります。


だけど、
今こうして行政書士として開業し
ご飯を食べさせていただいています。


何が言いたいかというと
人生変わるということ。


辛いことなど過ぎてしまえば笑い話
大事なのはこれから


それを身を持って感じています。


これからも失敗することはたくさんあると思います。
でもそれだからといって終わりでない。


改めてそう思うのです。


では今週はここまで
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまた来週!!

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。