今回は行政書士って儲かるのか?という話。
資格が食える食えないというのでなく、行政書士というビジネスモデルについてです。
行政書士は非常に幅の広い仕事です。
市場も創りだせるし、だからこそ面白くやりがいもあります。
大きく分けて、設立関連、市民法務関連、許認可関連、国際業務関連に分けられると思いますがそれぞれやり方も違えば報酬も違いますし、営業方法だって人それぞれ様々です。
しかし、それぞれの多くに共通するのがスポット業務であること、そして過剰な価格競争が起きていることです。
許可もビザも更新までは継続的に仕事はない、相続も当然また来月もと継続するものではありません。
新規のお客様を追い続ける。
しかしお客様から頂ける報酬については、業務によってはこの半年で半額くらいになるくらい、ありえないような状況になっています。
それでいて競争は激しいので顧客獲得コストはかかる。
業務報酬が半額ということは、倍働いても売り上げは増えない。
むしろそのための広告費などで収入は減ってしまいがち。
これらをみると、もはや悲惨なビジネスモデルとさえ言えそうです。
とても儲からなそうです。
でも、実際に儲けている専業行政書士はいます。
今日一緒に出版社で打ち合わせに行った先輩行政書士も、僕も何倍も稼いでいます。(今はまた別荘を探しているそうです)
昔からお付き合いのある年下の行政書士さんは、もう何億も稼いでいらっしゃいます。
僕なりにそういう方々に共通するものはないか考えたところ、見つけました。
それが・・・「仕組みを持っている」ということ。
それぞれ細かなところは違いますが、儲ける仕組みがあるんです。
売上を作るもの
売上単価を上げる
たくさん売れるようにする
既存のお客様にアップセルしていく
これのどれを上げるのかをしっかり仕組みにしていくこと。

これがうちの仕組みだ!
そういえる人ってそんなにいないと思います。
そしてそれがそのまま差になっているように思います。
仕組みを作るのは大変です。
それ自体はお金を生みません。
しかしそれがなければ、安定的に継続的に収入を得るのは難しいし、儲かる事務所にはなりにくいでしょう。
行政書士は儲かるのか?
当たり前ですが、儲かる仕組みがあるところは儲かるし、そうでなければ一発屋にはなれるかもしれませんが、継続的に売上を上げ続けるのは不可能でしょう。
忙しいだけ忙しくて、いまいち実入りが少ない。
壁が突き破れない。
働く時間だけが増え続けている。
それを打開できるのは仕組みです。
仕事が定期的に生まれる仕組み
作業時間を減らし強みを生かせる仕組み
移動時間を減らし時間を作る仕組み
行政書士が儲かるかどうか、仕事全般に言えることですが儲かる人は儲かるし、そうでないひとは儲からない。
儲かっている人がいないなら止めたほうがいいですが、行政書士はその点儲かっている人はいるので大丈夫だと思いますよ。