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起業イベントに登壇して思うこと

行政書士として開業すれば僕たちも一起業家です。経営者です。

だからこそ、起業支援に携われると思っていますし、個人的にはもっともっと行政書士が本物の起業支援が出来るようになるべきだと思っています。

株式会社、合同会社、一般社団法人にNPO法人・・・色々な法人形態があります。

しかし、僕たちの仕事は厳密に言えばこうした法人の設立だけではないと思っています。

お客様にとっては会社を作るのが目的でなく、起業してやりたいことをやったり、叶えたい目標を叶えたり、そのための支援こそが起業支援だと思うのです。

これまで少なく見ても1,000件以上は起業に携わってきた身として、今回友人の株式会社マインドプラスの春明社長から出版記念トークイベントをやるから登壇して欲しいと言われ、即諾させていただき、先日登壇させていただいてきました。

50名はいたでしょうか。

起業したい、起業して夢を叶えたい、起業に興味がある、起業したいけど怖い・・・

いろいろな人が参加されていました。

起業はしたほうがいいのか?

僕はお客様が起業したいと相談に来られても、まだ早いのではないかと思えばストレートに伝えます。

もちろんそれでは仕事になりませんが、それでもそのほうがプラスだと思えば伝えるべきだと思うのです。

士業としての開業も含め、たくさんの起業と、そしてたくさんの廃業を見てきました。みんなが幸せな起業ができているわけではありません。だからみんなが起業したほうがいいとも思いません。

では僕は起業してよかったかというと間違いなく良かったと言えます。

起業してよかったこと

起業して一番変わったのは、日々が幸せだと思えることです。

起業したほうが大変なことは多いかもしれません。今が楽だから幸せだと思えるのでなく、今のほうがもしかしたら辛いことも多いかもしれませんが、それでも幸せだと言えます。

土日も働いたり、仕事のことが頭から離れることは全くありませんが、仕事に追われている感じも否めませんが、それでも今がとても幸せです。

僕にとって、出来ることが増えていくこと、そしてそれでお客様が喜んでくれること、厳しい案件をクリアしたときに得られる充実感や達成感。そして日々やっていけるのは周りにいて下さる皆様のおかげだと思えること。それが幸せを形作っているのだと思います。

そして起業するといろいろな人に出会えます。

人は人で磨かれます。自分が成長すると会う人も変わっていきます。

そしてそれに伴って自分の仕事も変わっていきますし、見える世界が変わっていきます。

まさに自分の人生がどんどん彩られていきます。

起業家支援の行政書士として

ですが、やっぱり起業してみんながうまくいくわけではありません。

商材が悪かったから、立地が悪かったから、うまく集客できていなかったから、いろいろな理由で起業しても廃業する人はたくさんいます。

起業は誰でも出来るけど、みんなが起業して幸せになれるわけではない。

アタリマエのようなことですが、それを踏まえた上で我々は起業支援をしていかねばならないと思います。

そしてただ会社を作るというだけでなく、経営者の仲間として、起業家の先輩として、そして起業支援の専門家として設立したあとのことについても提案できたり、サポートできるようになっていく必要があると思っています。

融資や補助金の資金調達やそれに伴う事業計画書の作成、そのとおりに推移しているかの経営サポート。

場合によってはマッチングしたり経営コンサルティングをしたり、出来ることはたくさんあります。

そしてそれによって廃業も少なく出来るかもしれません。

起業前の怖さを取り除く、適切な形で起業をサポートする、起業したあともサポートしていく。

そんな起業家支援ができるようにしていかねばならないと改めて思った起業家イベントでした。

その模様はこちら→★「楽しく生きる」ための時間になりました。-起業のち晴れトークイベント@東京レポート

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。