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仕事に繋げる名刺の作り方

名刺を武器にしている人ってどのくらいいるでしょう?

行政書士になれば誰でも名刺は作ると思いますが、残念ながらただの紙切れで終わってしまうケースは非常に多いです。

ではせっかく作る名刺を仕事に繋げるためにはどんな工夫をしたらいいでしょうか?

仕事に繋がらない名刺とは

逆に、仕事に繋がらない名刺といえばまずは覚えてもらえない名刺と言えます。

多くの行政書士は同じような名刺を作りたがります。

白地に黒文字、あっても行政書士のロゴ、あとは事務所名に名前、電話番号にメールアドレス。

たとえば士業が多い交流会でこれを渡されたとして覚えて貰える確率はかなり低い。だって同じようなものが多いから。

あとは何ができるのかわからないもの、連絡先がちゃんと載っていないものなどでしょうか。

名刺の目的とは

そもそも名刺はなぜ渡すのでしょうか?

いうまでもなく覚えてもらうためではないでしょうか?例えばその場でFacebookとかTwitter、LINEなどで繋がれたら、極端な話、名刺は要らないと思っています。

だからそれらをやっているなら載せるべき。

これが僕の最新のもの。

facebookはすでに知っている人同士のメディアという認識なので、まず覚えてもらうという点を意識してますし、連絡取りやすいと思ってもらえるようにいろいろなコミュニケーションツールを載せています。

特にLINEはQRコードも載せてすぐに繋がれるということを強調しています。

名刺に載せるべきもの

最近の傾向として電話やメールを敬遠する層が増えているということが言えます。

ホリエモンの影響も多いのでしょうが、電話だと自分の時間が取られる、メールだと冗長な物言い、ビジネスマナー的なものが面倒というところでしょうか。

だからこそスカイプやチャットなども積極的に使ってますよ!と名刺に書くことでコミュニケーションしやすい人と思ってもらえるようになります。特に士業はITに弱いイメージを持たれてますから若手起業家とかやり手のビジネスマンには好印象でしょう。

逆にコンサバティブな業界や年齢層が高めのところは電話、FAXもちゃんと載せたほうがいいです。

僕が重要視しているのはお客様に合わせるというスタンスです。だから上記のようにいろいろな方法でコミュニケーションが取れますよ!というのをアピールしています。

そういう情報以外で載せたが方が良いと思うのは下記の情報です。

①顔写真

これは以前の名刺ですが、やはり覚えてもらえるために顔写真は必須だったと思います。特に交流会とかだと人も多いし、よほどキャラが強くなければ覚えてもらいにくい。

お酒が入ればなおさらです。

そしてできればプロに撮ってもらいましょう。今は前よりだいぶ安いですし、まさに事務所の顔が自分ですから、そこはケチらないほうがいいです。

②何ができるのか

ここはいわゆる専門特化論にもつながってくるでしょうが、僕は何でもできるという名刺はあまり良くないと思っています。

なぜなら覚えにくいからです。上記の名刺はすでに法人化してメニューが多くなっていますが、基本的には少なければ少ないほど記憶に残ります。

ここで大事なのは誰に、どう覚えてもらいたいのか?ということ。

紹介者である同業、他士業の方に渡すのなら、何ができるのかが明確な方が紹介はきやすいです。

逆にお客様や見込み客に渡すなら、むしろその業務専門という名刺があったほうがいい。

だって相続業務の相談でお客様に会うのに名刺の中に許認可ばっかりの情報だったらどう思いますか?

名刺は育てるもの

名刺だけでなく、事務所のホームページやブログなどもそうですが、一度作って終わりではありません。

時代のニーズ、コミュニケーションツール、そして自分の強みを反映させ表現させていくべきです。

僕も開業から数えれば小さな変更含めて15回は変えています。

誰に渡すのか、どう覚えてもらいたいのか、その人には何が響くのか

その人にはどのくらいの文字のサイズがいいのか、フォントがいいのか、全体の色は?考えることはたくさんあります。

それを徹底的に考えれば名刺は紙切れから武器になります。

まずはいいなと思った名刺を真似してみましょう!

ABOUT US

石下 貴大行政書士の学校 校長
1978年栃木県生まれ。立教大学法学部卒業。 2008年に行政書士石下貴大事務所を銀座で開業。 2010年業務拡大につき行政書士法人GOALに組織変更。 産業廃棄物関係や建設業、古物商、運送業の許認可を専門に多数の実績をもち、単に手続きをするだけでなく、法令や制度の改正やコンプライアンス経営など許可取得後も成長していける身近な相談役であることを目指している。 趣味はサッカー。高校時代は栃木県優勝実績もあり、スピードと体力には自信あり。